nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

昼下がりポストを覗いてみたら。。。

久々に外に出た。

卵を買うためだったのだが、ついでに白ワインを買ってしまった。

勿論、夜までお預けである。

スーパーは我が家の向かいにあるのだが、滅多なことがないと行かない。

前にも同じようなことを書いたような気もするが、週末に業務用スーパーで一週間分の買い出しをするので、それで賄うようにしているのだ。

愛犬がいた頃は、毎日朝晩の散歩が日課だった。

だが愛犬が亡くなって以来、外に出るという習慣がなくなってしまった。

たまに打ち合わせ等があって出掛けることはあるが、一人で散歩をしたら愛犬のことを想い出して辛くなるのでしないようにしている。

気丈にしているものの、完全に立ち直る日は来ないかも知れない。

また犬を飼えば?と言われることもあるが、そのつもりは全く無い。

そう書くと、最初で最後の大恋愛を終えた人みたいだが、あの仔以上にリスペクトできる犬に出会えると思えないのだ。

万が一、そういう仔が見つかったらまた犬との生活を送るかも知れないが、寂しい想いはさせたくない。

そう考えたら、若いうちは一緒に暮らさない方がいいのかも知れないと思ったりもする。

還暦過ぎてからでも遅くはないのかなと。

何故ならこれからどんどん忙しくならなくてはならないからだ。

これから二十年間の勝負である。

 

ところでスーパーから帰ってきてポストの中を覗いたら友人が贈ってくれたCDが届いていた。

感想を早く伝えたいので、早速二階の部屋へ籠り、それを聴きながらこれを書いている。

JAGATARA』というバンドなのだが、メジャーなバンドではなく、インディーズからスタートしている。

ロック好きな私なのに、このバンドはドストライクだ。

今回は四枚戴いたので、早く聴きたくてウズウズしている。

本来であれば、音楽は真剣に聴いてしまうので執筆の邪魔になる場合が多いが、『JAGATARA』はBGMとして最適のような気がする。

そう思うのは私だけだろうか。

そのことをCDをくれた友人に話してみたら、大したもんだと言っていた。

とにかく知らない音楽を聴くと云うのは実にテンションの上がることだ。

数日前に起こった嫌なことは完全に忘れている。

 

そうそう、昨日「背中を追いかけたくなる人が欲しい」と書いたのだが、問題はあっけなく解決した。

つまりこういうことだ。

一番大切なのは独自性を追求することだから、背中を追いかける必要はない。

そうだ!そうだ!その通りだと思った。

影響を受けたミュージシャンや作家は山ほどいるが、私に必要なことは独自性である。

新作のコンセプトを考えているのだが、今までにない斬新なものに仕上げようと思っている。

大切なことは、自分がこれは面白いのではないかと云う直観を信じてそれを形にすることだ。

作品を作り上げる上で、音楽を聴くことは欠かせないような気がしている。

執筆するということは、グルーブに乗ることでもあると思うからだ。

況してや今の時代、多くの人がタイピングで書いていると推測する。

私は原稿用紙で書くタイプじゃない。

学生時代の読書感想文以来、無い。

文字をリズムに乗せてタイピングした時、それは読み手にとって非常に心地良いものになるのではないだろうか。

勿論集中したくて消してしまうことも多々ある。

しかしBGMとして流せる時は流すようにしている。

サウンドからインスピレーションを得ることもあるからだ。

なかなか街へ出ることができない昨今、音楽によって旅をしているような気分を得ているのだと思う。

射手座の私にとって旅と云うものは必要不可欠である。

外に出られないから、それを音楽や書物に求めている。

そんなことを『JAGATARA』を聴きながら考えていた。

まるで自分が都会の中にいるような錯覚に陥る。

今、『JAGATARA』が鳴り響くこの部屋は異次元空間のようでもある。

 

 

破壊から再生へ

破壊から再生へ

  • 作者:橋岡 蓮
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)