橋岡蓮 ’s diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

縁が残るもの、途切れるもの

最後まで書いたものを消してしまった。

風邪のせいで何を書いているのかわけわからず支離滅裂だったからだ。

そう、どうやら風邪を引いたらしい。

熱は出ないのだが、若干の寒気と関節の痛み、そして頭痛だ。

我が家には常備薬が無いので、突然風邪を引いたりすると非常に困る。

辛うじて風邪薬は持っていた。

先日友達と飲みに行った時、急に悪寒が走り、慌てて風邪薬と栄養ドリンクを飲んだのだ。

その残っていた分を先程飲んだが、あまり効かないようだ。

仕方がないので寝ようかと思ったが、頭が痛くて眠れなかった。

それでずっと短編小説を書いていた。

勿論、新作『ロックンローラー』~絶望の先にある希望~に入れるものだ。

遂に書き始めたのである。

三月に入ってしまったことだし、モタモタしていたら後半キツくなるし、校正の時間はたっぷり取りたいのでもう遅いくらいだ。

とはいえ風邪を引いている時に無理しても仕方ないので、三千文字で止めておいた。

明日また続きを書こう。

 

ところで頭が痛い時のBGMがなかなか決まらなかった。

何を流してもうるさく感じて、しょっちゅう変更したがクロスビー、スティル、ナッシュ&ヤングの『デジャヴ』に落ち着いた。

これくらい静かな方が今日の私には合っているようだ。

このアルバムが終わったら、ドアーズの『ジエンド』で締め括りたいと思っている。

私は今まで放浪者だったので、とにかく身軽でなければならなかった。

それでも富山県に居た頃は、今のようにYOUTUBEなど無かった時代なので中古CD屋へよく通った。

そして決して安くはない値段の中古品を月に数枚買うのが楽しみだった。

しかし、富山県からジムニー一台で上京する際に、その殆どをブックオフに売ってしまった。

今となっては非常に勿体無いことをしたとは思うが、ジムニーの中には入りきらない程のCDの山だったので、仕方がなかった。

東京で落ち着いたらまた買えばいいやと思っていたのだが、買い直したものは極めて少ない。

ダンボール一つに収まる程度のものを繰り返し聴いている。

今あるものはどうしても捨てられなかったものばかりなので、今後も売ってしまうことなどないだろう。

CDだけではない。

取っておけば良かったと思う本や服が沢山ある。

だけど物も人も私とは縁がなかったと云えばそれまでかも知れない。

だって、富山県を出発する時、これでもかこれでもかっていうくらい手放してはならないものとそうでもないものとを分別して、全ては自己責任の上で手放したものばかりだからだ。

本来は悔いてはならないのである。

一番の目標はCDを持ち運びすることではなく、上京することだったのだから。

今、買い直すことがないのは明らかにYOUTUBEがあるからだ。

そしてパソコンの音もそれほど悪いものではないから、満足してしまっているのだろう。

 

それにしても縁っていうのは不思議なものだ。

この人とは仲良くなれそうだと思っても些細なことで縁は終わる。

どちらからともなく離れてしまった時、それまでだったのかなと寂しくなる。

しかし、本当にそれまでなのだ。

以上でも以下でもない、それまでの人だったに過ぎないのである。

まるでブックオフに売ってしまったCDや本と一緒で、自分にとっては今後必要のない人っていうことなんだろう。

そうでなければ些細なことで縁が途切れたりしないはずだ。

今の時代ではLINEだけではなく、電話番号から住所まで知っている仲でも疎遠になる時は疎遠になる。

とある人は携帯電話を水没して、LINEがわからなくなったので電話したら拒否されたとのこと。

今までどんな気持ちでその人はLINEをしていたのだろうか。

人間っていうものは摩訶不思議、縁っていうものも同じく摩訶不思議なものだなと思ってしまう。

だけど自分にとって必要な人って云うのはしつこく残って行くものだと思っている。

だから絆と云うものに絶望してはならない。

私は「ここ」に居る。

戻ってきてくれればいいのだが。

 

 

破壊から再生へ

破壊から再生へ

  • 作者:橋岡 蓮
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)