実は女友達と最寄り駅の寿司屋でランチをしながら飲むという約束をしている。
きっと昼から夕方までお喋りしながら飲んで、帰ってきても酔っ払っていて文章を書く余裕はないだろう。
だから前日までにやれることは済ませてある。
こういう昼飲み時間が作れるのも随分と久し振りのこと。
寿司屋はワンコインランチだ。
ネタは回転寿司より遥かに上なので、満足感は半端ではない。
それでもワンコインだから、安心できる。
普段は一人で行くので、友達と一緒に行けるのはこの上なく嬉しい。
月一か、二ヶ月に一回、こうして昼飲みをする。
断っておくが、私は自宅で仕事をしているだけであって引き籠りではない。
許されるのであれば毎週でも仲間と飲みに行きたいくらいだ。
ただ、今は新作の執筆をしていて、それに集中しているので家から出ることが殆どない。
ゴールデンウィークまでにはある程度書いてしまって、残るは校正のみという状態に持って行きたい。
だからと云って、誘われればいつでも出掛けられる体勢でいる。
お誘いが来ることはあっても、土日が多いのでなかなか出られないのだが。
それが非常にネックだ。
モノを書く人は自由に遊びに行ったり、美味しいものを食べたり、恋をしたりすることが重要なのではないかと思っている。
そのためには金が必要で、今の仕事は捨てずに何かを始める必要がある。
探して、直観が働くものを見つけて動きださなければならない。
大切なことは、探すことを楽しむこと。
一軒家での暮らしは愛犬がいた頃は良かった。
家の中でもボール遊びができたからだ。
ボールを投げると喜んではしゃいでいるのを見る度に、どうしてこんなに愛おしいのだろうと思ったものだ。
その愛犬もあの世へ行ってしまって、もうそろそろいいかなって。
正直、今更愚痴も出てこない。
その代わり、何が不満なのかと訊かれてももうわからない程になってしまった。
自立しようかな。。。
ただ、それだけ。
昔から言っているけど、私は笑顔でサヨウナラができる女。
今回もそうなりそうな気がする。
なんで?と訊かれたら、好きじゃないからと。
伝えるのはそれくらいかも知れない。
貴方のこうこうこういうところが嫌いで、云々…みたいなことは全然思い付かない。
ただ、荷物を纏めるだけかなと思う。
決して結婚に失望したわけではない。
機会と縁があれば、またやり直したいとも思っている。
そのためには一度自立しないと、チャンスは舞い込んで来ないだろう。
そういうことなんだよね~
相手に対して残酷かな?と思ったりもするけれど、モラハラっていうのは治らないし、それに耐えている意味もない。
結局今回の結婚は私にとっては通過点に過ぎなかったというわけだ。
振り返ってみれば、私のような女を拾ってくれて世話になった。
最後の最後で感謝できれば、次に進めるのかなって。
別れた方がいいと思ってはいても、この女の本気具合がわからないから静かに見守っていたっていうのが多くの人の本音じゃないのかな。
私としては本気も何も、落胆どころか失望もない。
ちょっと出掛けて行って、二度と帰らないと云うだけ。
取り敢えず、今できることは金を貯めること。
金が無ければ出て行けないからね。
たぶんここを出ても何処へ行っても、私は変わらない。
だけど、会いたい人には会いたいし、行きたい場所へは行ってみたい。
そして安心して暮らせるように、仕事を軌道に乗せること。
それが全てだと思っている。
いい仕事が見つかればいいなぁ。
本来ならば企業に属するのは不本意だ。
ここ六年くらいそれを避けてきた。
悔しいけど、最後っていうことで企業さんの世話なるしかないかも知れない。
正社員になるつもりは今のところない。
あくまでも私はモノを書いて生きて行きたい。
その想いは変わらない…
さてと、思いの丈を書いたので昼飲み行ってこよう。