nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

BLOOD BLOOD BLOOD


頭脳警察 "ブラッド・ブラッド・ブラッド"

嫌なことは考えたくない日もある。

嫌なことを書かずにはいられない日もある。

そんな風に私はできている。

さっきまでこれから先のことを考えていたのだが、疲れてしまった。

先のことを考えてワクワクすることもあれば、底知れぬ疲労感に襲われることもある。

ネガティブになっているのではないが、このままここにいた方が利口だという意見もあり、出て行く方が賢明だという意見もある。

私自身はどちらでもやって行ける自信がある。

しかし、どちらがカッコイイのだろうかとか考えてしまう情けない自分もいたりする。

これって賛否両論だよなぁ~とか考えていたら、考えすぎて疲れた。

だから頭脳警察のライブを聴きながら、少しでも憂さを晴らそうとしている。

ロックを聴いていると多少気が紛れる。

PANTAのボーカルもカッコいいけど、サウンドカッケ~!!!

『Blood Blood Blood』を聴いていると、PANTAが「笑わせんじゃねぇよ!」「甘ったれんじゃねぇよ!」「気取ってんじゃねぇよ!」って叫んでいる。

スカッとするので、リピートして聴いている。

まぁ、どっちにしても今は動けないんだから考えても仕方ない。

それより大事な新作制作に力を注ぐことだ。

動けたとしても来年かなぁ。。。

ダメだ、ダメだ、考えるのを止めよう。

考えても金が入ってくるわけではないのだから。

今となっては、出版社と広告代理店に金を払いすぎたと思っている。

そんなに金が掛かるんなら要らねぇよ!ってPANTAみたいに突っぱねれば良かった。

本当に「何様なんだよ!」ってPANTAが言っているけど、その通りだと思う。

私は高いお金を失ってまで、出版社の「名前」を買ったのか。

そんなつもりはなかったはずだ。

確かにアイツは言った。

私のことを褒めちぎり、育てたいって。

「ふざけんじゃねぇよ!」ってPANTAが言っているが、本当にその通り。

勿論、後悔しても始まらないし作品を全国流通させることが夢だったから仕方ないけど。

今となっては、自分でアマゾンで全国流通させれば良かったと思う。

自分で校正して、改訂版として出せば良かった。

結局出版社の校正者も大して仕事してくれなかったしなぁ。

編集者も仕事しなかったなぁ。

「完成度の高い作品です」とか何とか言われて最初は喜んでいたけれど、「もっとこうした方がいい」みたいな意見を言うのが編集者の仕事だろうが。

広告だって、結局金。

「弊社は売って行きますから安心してください」とか抜かしてたけど、何もしてね~じゃねぇかよ。

出版プロデュースの担当者は私の作品を大層気に入って、どうしても弊社から出版して欲しいとか言っていたクセに、やってること詐欺みたいなもんじゃねぇかよ。

もの創りしている人って云うのは、誰もがチャンスを待っている。

まだまだ卵にも及ばない人間は尚更美味しい話が来たらすがるように飛びついてしまうもんだ。

上手いこと言われて、出版社から褒められて、声を掛けられたら誰でも嬉しくなるはずだ。

この出版社から発売すれば作家としての道が拓けるかも知れない、お金はある程度持っていて良かったって心底思った。 

「バカヤローふざけんなよ!」ってPANTAが言っているけど、まさにその通り。

何の広告も出してくれなくて、その都度金が掛かりますって言われたから頭に来て広告代理店にお願いしたらカモにされちまうし。

私は利益云々の話をしているのではない。

これから羽ばたきたいと思っている人を捕まえて、根こそぎ金だけ持って行って何もしないのはあまりにもバカにしていると言いたいのだ。

人の足元見るのも程があるだろ。

つまり、出版社のおべんちゃらに涙を流しながら大喜びしてしまった結果無一文になったって話。

広告代理店も、腹の中ではバカにしているクセに、「先生」とか呼んできてご機嫌取り。

「先生」なんて思ってもいないクセに、「先生」と呼ぶその行為そのものがバカにしてんだよ。

もう懲り懲りだ。

 

 

破壊から再生へ

破壊から再生へ

  • 作者:橋岡 蓮
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)