nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

やっぱ花より団子かな?

郵便局に用事があって、久々に長距離を歩いた。

正直言って暑いのだか寒いのだかよくわからなかったが、恐らくセーター一枚だったら寒かっただろう。

上着を羽織って行って正解だった。

我が家から郵便局まではかなり遠い。

しかし、ジムニーを出動させなければならない距離でもない。

チャリンコは持っていないので歩くしかないのだが、歩くには遠い。

そんな場所にある。

私は仕事柄、郵便局へ行くことが多い。

この辺はATMやコンビニすら無いのでかなり不便だ。

だけど郵便局やコンビニまで歩くのは嫌いじゃない。

いい運動になるし、外の空気に当たるのは清々しいからだ。

どうしても忙しくなると、外に出る機会が少なくなる。

ぶっちゃけ、飯を食うのも風呂に入るのも面倒臭く感じるほど集中している時がある。

そういう時は私にとって調子が良い時だ。

たまに周りから、お散歩したら?と言われるのだがそういう気持ちにはなれないみたいだ。

時間が無いというより、精神的余裕なのだと思う。

少しでも時間があれば、普段後回しになっている読書をしたいと思ってしまう。

今日は時間的に余裕があるなと思えば、洗濯などをし始める。

そして二時間の空きがあれば映画を観るだろう。

今、掛け持ちして幾つかの仕事をしているので、それをこなした上でこれを書くのが精一杯なのだろう。

忙しいというより、そっちの方に気が回らないという方が正しいかも知れない。

それよりも最近はとにかく美味いものが食べたい。

花より団子ってこういうことを謂うのだろうか。

「花より団子」とは、風流や芸術を理解しない人を批判するたとえだとあったが、文章を書いている者としてかなり恥ずかしいことなのではないだろうか。

梅よりニシン、桜よりホタルイカ、桜鯛、サクラマス

完全に「花より団子」だ。

況してや、私はお花見というものをした記憶がない。

実に下らないと思ってしまうのだ。

桜は見るものであって、宴会のためにあるものではないからだ。

 

富山県にいた頃、松川べりの桜を嫌と云うほど堪能した後、富山駅付近の居酒屋で富山の海の幸と地酒を楽しんだという経験がある。

私はこれまで松川ベりの桜並木以上のものを見たことがない。

トータルすると八年間もいたんだもんなぁ。

毎年見られるとは限らなかったけれど、あれは見事だったよなぁ。

それでもやっぱり私は桜を見た後の酒と肴の方が重要なのだ。

私には風流の欠片もないのだろうか。

確かにそれは一理あるかも知れない。

桜よりサクラマス、などと言っている人はどれだけいるだろうか。

しかし、それはそれで一つのネタになるような気がしてならない。

桜よりサクラマスの方が楽しみな私は、桜並木を歩くことより魚屋へ行くことの方が重要なのだ。

それなのに今年は一度も魚屋へ行っていない。

満開の桜は見たが、サクラマスは食べていない。

まだ間に合うだろうか。

結局ニシンも食べ損ねた。

何やっているんだか。

埼玉県でも魚屋へ行けばニシンが買えるということを知っていながら、行くことができなかった。

同じくサクラマスもだ。

ここまで来るとフラストレーションが溜まり、満開の桜はいいからサクラマスを食わせろよ!!!

と言いたくなってしまう。

あぁ~あ、やっぱり花より団子だ。

物書きを志している私が、風流や芸術よりも食いに走っていていいのだろうか。

とある人に言わせれば、女という生き物は美味しいものさえあれば生きて行けるらしいが、私は食いしん坊でもグルメでもない。

ただ単に、花とか空とか木々とかそう云うものに関心を持たず、酒の肴のことで頭がいっぱいの飲兵衛なだけかも知れない。

風流かぁ。。。

芸術かぁ。。。

縁がないのかなぁ~。

でも、四季を感じることができなくとも面白い作品が書ければいいのかなぁ~。

面白い作品って一体何なんだろう。

悩むなぁ~。

だけど自分が花より団子だったということを知れたことは収穫だったかも。

 

では、今日夜二十一時からYOUTUBEでお会いしましょう!!!!!

 

TOKYO KOTOBA ONLINE OPENMIC

4月3日21時から~YOUTUBE配信はこちらから!!!

是非、ご覧ください。

『終止符』という新しい作品を朗読します。

https://youtu.be/3wuKdjjgg1U

 

 

破壊から再生へ

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  • 作者:橋岡 蓮
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