nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

ロック魂をわかってくれる人

 

 

殆どの方が達成感と満足度のために仕事をしているのではないだろうか。

ふと、雨が止んだ空を見てそう思った。

少しずつ完成していく作品を眺めながら、自己満足に浸る私。

やばい、綺麗!!!

確かに疲労は溜まっているのだが、トムウェイツを聴いていると酒が飲みたくなってきた。

その気持ちを必死に堪えて牛乳を飲みながらこれを書いている。

すっかり酒が弱くなった私は、缶チューハイ二本程度で眠たくなってしまう。

昔はザルと呼ばれ本当に浴びるほど飲んでいたのだが、加齢と共にザルな私は消えた。

若い頃、「私も昔はよく飲んだのよ!」と言う中年女性に何人か会ったことがあるが、私も四十代に入って彼女達が言っていたことが理解できるようになった。

「ビール一本で酔えるなんて羨ましい!」などとほざいていたのだが、もう少しで私もその域に達しそうだ。

先日グラスワイン二杯で睡魔に襲われた時は自分を疑った。

たった三年前までは毎日一本ワインを空けていたのだ。

そのような私はもういない。

衰えを感じるのは酒量だけではない。

昔は徹夜というものも平気だった。

しかし、今はきっちり八時間寝ないとルーティンをこなすことができない。

そんな私にとってモーニング珈琲ほど美味いものはない。

ドリップして二杯飲むのだが、私にカフェインが合っているなんてこの歳になるまで気付かなかった。

どんなに眠たい朝でも珈琲をブラックで二杯飲めば大抵そのあと仕事モードになれる。

 

ここまで書いて手が止まってしまった。

自分に喝を入れるためにUFOに変えた。

ハッキリ言って、今日はあと三十分しか時間がない。

そこで、ハードな曲を聴いて疲れを吹き飛ばそうと考えた。

そして今、グラハムパーカーに切り替わった。

私にとってロックとは革ジャンにピアスではない。

生き様なんだよ!って云うことは何度も何度もここで書かせてもらっている。

新作のタイトルは『ロックンローラー』にしようと思っている。

え?これってロックじゃないじゃんと言われるのを覚悟で強気な攻めのタイトルを付けた。

まだ執筆は終わっていないのだが、十月発売なので夏までには書き終えようと思っている。

七月、八月、九月は校正を徹底的に行って後悔のないようにしたい。

デザイナーさんから、「イメージ動画をください」と言われてグラハムパーカーの一番有名な曲を送った。

頭脳警察の『ブラッドブラッドブラッド』も送ったのだが、「熱いですね!」と言ってくださったことが心底嬉しかった。

いわゆる「わかってくれる人」と仕事をご一緒させて頂けるのはこの上なく幸せだ。

そもそも「イメージ動画をください」と言ってくれること自体、私にとってはテンションの上がることなのだ。

ドアーズからヴェルヴェットアンダーグラウンドなど送りまくってみようかと思ったが、あまり沢山送ったら聴くのが大変だろうと思って堪えた。

きっと今頃私の新作『ロックンローラー』のカバー表紙のデザイン制作に悪戦苦闘していることだろう。

ゴールデンウィークまでに完成させて欲しいとお伝えさせて頂いたので、完成が楽しみだ。

 

今手掛けている作品は『RUNRUNRUN』という作品なのだが、とても長い作品で制作に手こずっている。

書きたいことも決まっているし、ストーリーもでき上がっているのだが筆が進まないのだ。

一番得意な部分だと思っていたのだが、リアル過ぎてどこまで書けばいいのかわからない。

何も考えないで、取り敢えず書いてしまって後から修正すればいいのかも知れない。

『RUNRUNRUN』とはヴェルヴェットアンダーグラウンドの曲の一つだ。

新作は十万文字の掲載が可能だが、実際にはそこまで行かないだろう。

余白も写真も入れたいからだ。

ARB石橋凌が『standing on the street』を歌っている。

これは私がARBで最も好きな曲だ。

これもイメージ動画としてデザイナーさんに送ってみようかな。

 

 

破壊から再生へ

破壊から再生へ

  • 作者:橋岡 蓮
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)