nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

己の無力さから迷路に入ってしまった

ヤバい、全然仕事が終わらない。

講演会の感想などについては、後日改めて書くことにする。

 

先日都会も田舎も一長一短と云うようなことを書いた。

確かに田舎を知る人は、田舎は良いところだよ!とは言わない。

田舎の良いところも悪いところも知っているから、敢えて私のような人間にはお勧めしないのだろう。

私はどこの土地で何の仕事をしながら生きて行けばいいのかということが永遠のテーマになっている。

これって、答えが出る日は来るんだろうか?

例えば、結婚してしまえばその土地に安住してしまうものかも知れない。

しかし、私の魂は彷徨い続けている。

この後に於いて、まだ放浪者なのだろうか。

縁もゆかりもないところには行かないだろうが、たまにテレビでこういうことを言っている。

在宅ワークである程度稼げる人は、田舎に移り住み、密にならない環境で自由を満喫している、みたいなことだ。

実に羨ましいなと感じる。

在宅ワークである程度稼げる仕事は、なかなかハードルが高い。

だけど、五年後を見据えて勉強するのも悪くないよなと感じてしまう。

また、工場地帯でブルーカラー労働者として働くと云うのも一つの手段だ。

同じことを何度も繰り返しているようだが、逃げ道としては取っておいた方がいい。

 

ただ、私は本当の本当は東京若しくは東京近辺にいて、様々な活動に参加したり、街を堪能したりしたいのである。

だから今のように、街全体が破綻しているようでは非常に困るわけだ。

都会に住んでいる意味がないからだ。

結婚して、住む家があるんだから埼玉にいればいいのだが、このソワソワした気持ちは一体何なのだろう。

 

たぶん息苦しいのだと思う。

日本って云う国しか知らないクセに、偉そうなことは言えないけれども、旅行がしたい訳じゃなくて移住したいと考えてしまう。

いっそのこと日本を脱出して、マシな国へ行けたらどうだろう。

今の子供達は恵まれていると思う。

小学生の頃から英会話スクールに通えるからだ。

私は公文式が精一杯だったもんなぁ。

英語ができなくても、何とかなるだろうか。

できることなら、英語が話せる人と一緒にこの国を出るのが理想的なのだが。

それでもだ。

私にはまだまだやり残したことがある。

日本で書いて、日本で発売しなければならないのが『ロックンローラー

だ。

それを終えたら、私はひとまず目的を見失うことになる。

書き終えたらどこで何をすべきか真剣に考えなければならない。

 

とは云うものの、世の中自分に都合よくはできていない。

ポジティブ思考を謳っている割には、最近、メソメソし過ぎているような気もする。

私の中にあった根拠のない自信みたいなものが失われつつある。

それを取り戻すにはどうすればいいのだろうか。

 

たぶんきっかけは、蔓延防止措置でどこへ行っても酒が飲めなくなったことだと思うが、根本的な原因はそれではないように思う。

村上龍氏は「移動」にこそ最大の価値があると言っていた。

移動と云うものを考えた時、散々転々としてきた私からすると、それは転職を伴った移住のことを指すのではないかと思った。

確かに人生を変えるような移動には価値があるのだが、今の世の中ではどうなのだろうか。

リターンがある分、リスクも大きいような気がする。

非常に難しい問題だ。

 

一戸建てに憧れてはいたものの、ローンを組んでしまったらそこから動けないなんてゾッとする話だ。

何故、一戸建てに憧れていたかと云うと、自由に煙草が吸えるからだ。

やれやれ、私が考えていることなどその程度のことなのかも知れない。

単なる我が儘なのか。

それだけではない。

この国は無性に息苦しいのだ。

何がどう息苦しいのかについては、日を改める。

かといってどこにも行けない無力な自分が情けないのだろう。

己の無力さが私を滅入らせているのかも知れないな。 

 

 

破壊から再生へ

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  • 作者:橋岡 蓮
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