nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

母親に対する想い

早朝から新宿で打ち合わせをしてきた。

ドコモショップの予約時間まであと一時間あるので、これを書いてしまおう。

草加駅前のドトールにいるのだが、冷房が効きすぎていてすこぶる寒い。

外気温時計を見たら二十九度になっていたが、私は暑さを感じなかった。

寧ろ心地よく、暑くも寒くもない丁度いい気温のようだった。

それなのに室内がキンキンに冷えているので、風邪を引きそうだ。

ホットコーヒーがあっという間に冷めてしまった。

 

打ち合わせは約四時間に及んだ。

その大半の時間を私の家族問題の話に費やしてくれた。

先ずはそこを解決するべきだと仰っていた。

確かに。。。

傍から見れば、理解に苦しむ家族。

私としては、家族をとっくに赦している。

寧ろ、家族に対する想いは人一倍強いし、家族の幸せを願っている。

しかし、母親とは再会が果たされないままだ。

何故だろうか。

母親はとても弱い人間で、極めてネガティブなタイプだ。

ほんの些細なことでパニックを起こし、ヒステリーになってしまう。

私はあまり何があっても動じないので、母親は私のことを怖いと言う。

ただ、お互いに不器用なだけで想い合っていることは事実だと私は見ている。

素直になるきっかけが必要なのだ。

不思議とこうして文章にすることで、頭の中が整理され、行動に移し易くなると思って書いている。

先ずは、母親と電話することから始めてみてはどうだろうか。

お互いに電話番号を知らないのだが、住所はわかる。

だから私は電話番号を記載した手紙を書いて、母親の誕生日プレゼントと共に送ることにした。

気の弱い母親なので、酒を飲まないと電話のボタンを押せないかも知れない。

何故、私が先頭に立ってこのような行動を取り、願わくば家族がたった一度でいいから全員集合できるようにしたいと思っているかと云うと、リーダーシップを取れるのは私しかいないからだ。

肝心の父親はことなかれ主義で、大切なことから逃げている。

母親にも弟にも、何一つ期待はできない。

やはり、先ずは私と母親が和解することで家族は集合し易くなる。

きっと、今一番心を病んでいるのは母親だと思う。

そして、父親はいるものの、孤独を感じているはずだ。

私との和解は、きっと母親の心のわだかまりを取り除き、楽にさせてあげられるのではないかと考えている。

内心は、皆が気付いている。

頼りになるのは私の存在しかないと。

私も密かに気付いている。

取り纏めるのは私しかいないのだと。

私も親もいつまで生きられるかわからないが、親が死ぬ前に私がやらなければならない所謂大仕事だと思う。

私は赦しているのであれば、今度は包容力を持って母親の話を聴く側に回ることができないかと考えた。

今更、私は何を言われても構わない。

また喧嘩になってしまったとしても、会話することに意味があるのではないだろうか。

母親も私のことは気に掛けているはず。

そりゃ、喧嘩ばかりの親子がいきなり仲良しこよしはできない。

だけど、お互いに心を通わせることはできると思う。

毎年お互いの誕生日にはプレゼント交換している。

しかし、お互いに電話番号を訊く勇気がなかったのだ。

私が出しゃばることで、再び家族を傷つけることになるかも知れないという不安もある。

私は正論を言っているつもりなのだが、それはいつも周囲を混乱させる。

だから私はいない方がいいのだと思い、一歩引いていたのだが結婚したことで住所がバレた。

これも運命だ。

なんて〆ればいいのかわからなくなってきたが、私は家族を愛しているってことかな。

機種変更無事に終えたから、運命変わってくれよ。

母さん〜!!

聞こえるか??

私に会っとかないと後悔するぞ〜!!

不器用で弱いお母さん。

私は貴女を半面教師とし、逞しくなったぞ〜。

それは知っていると思うからこそ会い難いのだろうが。

 

 

破壊から再生へ

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  • 作者:橋岡 蓮
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