ヤバい、またもや時間が無い。
決して遊んでいたわけではないのだが、Kindleの電子書籍のレイアウト編集に大苦戦していた。
それに加え、『ロックンローラー』の執筆をしていたので、本当にバタバタ。
これを書く時間があと四十分しかない。
ヤバいよ、今日こそは真面目に書きたかったのに。
何故なら『ロックンローラー』の執筆が順調に進み出したからだ。
書きたかったこと、書かねばならなかったことは一日で書けた。
それはそうと、世の中の作家と呼ばれる方は一体毎日どんな具合なんだろうかとふと思ったりする。
まぁ、執筆一本で食べているのだろうから、私のようにあれもこれも掛け持つことはないだろうが、イメージとしてもっと優雅だよなぁと思った。
私のように毎日毎日全速力で突っ走っているというよりは、読書の時間を巧く作りながら、本当にプロとして執筆だけにエネルギーを注いでいるような感じがする。
そりゃ、何本も連載を持っていたり、エッセイも書かされたりとご多忙なのだとは思う。
それでももっと余裕を持って生きているような気がしてならない。
私は午前中は割とSNSにアップしたり、友人と電話したり、のんびりしているのだが、昼前からエンジンが掛かるとあっという間に夜になる。
そして、やれ、コメントの返信をしていないとか、ブログを書いていないとか、バタバタバタバタし始める。
それは完全に要領が悪いとしか言いようがない。
たぶん、勝手に一人でテンパっているのだろう。
日中、執筆など早く切り上げてこれを書いてしまえばいいのだが、執筆作業は乗ってくると勢いを止めるのが勿体無くて止められない。
次の日も同じようなコンディションと集中力で取り組める自信がないからだ。
だからいつものことだし、これは後回しにしようとする。
そうすると二十時半くらいから震えるほど焦るわけだ。
ネタも無ければ時間も無いと。
とある方は私のバタバタの毎日をとても肯定的に捉えてくださった。
しかし私としてはどうしても力不足を痛感する。
千五百文字とはいえ、バタバタした気持ちで駆け足のように書いてもいいものに仕上がるとは思えない。
最近納得の行く文章がまるで書けていない。
とは云うものの、『ロックンローラー』はいよいよ佳境に入ってきた。
一つ山越えして、エンディングまで慎重に書く。
五時間かけて大体六千文字くらいだった。
つまり、千五百文字を四十分で書けるわけがないのだ。
本来ならこれも、執筆作業と同じくらい丁寧に書かなければならないのかも知れない。
やはり努力と比例して結果が伴わないと自分を褒めてあげることはできない。
周りの人は優しいから皆、暖かい言葉をかけてくれる。
しかし、私本人は納得行っていない。
もう少しだけ粘ってみて、ダメだったらもう開き直るしかない。
なんだかなぁ~、肉体労働に注いだ十年間のうち半分でもホワイトカラーの仕事をしていれば、もう少しパソコンスキルがあったかも知れない。
いや、十年間汗水垂らして働いたからこそ悟ったことも沢山ある。
一つ言えることは、手抜きだけはしてこなかったということだ。
今回もそれだけはしなかった。
しかし、詩集は著作権保護の写真が含まれていたため、一度削除して新たに作成し直すことにした。
彼女には申し訳ないが、私は『ロックンローラー』の〆切りが来月なので、そちらを優先する。
詩集の発売は延期になったが、後日打ち合わせをして、良いものを出そうと思っている。
恐らく再出版は来月二十日前後になると思う。
楽しみにしてくださっていた方には本当に申し訳ないが、ご理解頂きたい。
仕事にトラブルは付き物。
前向きに捉えるしかない。
というわけで、〆切りに間に合ったはずの詩集が延期となった。
彼女とチカラを合わせて、再び頑張ろうと思う。