nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

どうせ、俺なんてさ。。。

何があったわけでもないけれど何となく気持ちが上向きになってきたようだ。

細かいことに動じない自分に気付いた。

最近は細々したことは多々あるのだが、どんな風向きになろうともいつもと変わらぬ私がいる。

たぶん自分の方向性がきっちり定まったからだろう。

勿論、周囲に強力な味方がいることも関係している。

一人ではないということは、傷が浅くなることにも繋がる。

昔は胃に穴が空くほど傷付いていたことも、今ならスルーできるようになった。

ただ単に歳を重ねて図太くなっただけかも知れないが。

何が起こっても許せるようになった。

その人の良いところを見れば、肯定的に捉えることができるだろう?

かといって誤解して欲しくないのは、友達は選ぶということだ。

基本的には博愛主義者なんだけど、器用じゃないので深く狭く付き合いたいと云うのがある。

だからハッキリ言って、私の交友関係は狭い。

しかしその分濃いお付き合いができていると思っている。

もっと歳を重ねれば、もっと生きる世界を狭くしていくだろう。

将来的には仙人のような暮らしが理想だ。

インターネットさえ繋がれば、仕事ができるように。

北海道の山奥に引き籠るのもアリだよな、なんて考えてしまう。

でも会話好きなので、スカイプや携帯電話は必需品になると思う。

最期、非常に孤独な人生を歩むことになる覚悟はできている。

但し、若い頃孤独は散々と味わったので慣れているのだが、自由ほど恐ろしいものは無いと思っている。

自由とは聞こえはいいが、何もかも自由になってしまうとストッパーがなくなるので却って不自由になる。

やはりある程度制限された中でこそ、自由と云うものは生きる。

人間はそれほど強くない。

強いように見える人だって、必ず脆さを孕んでいる。

だから私のような母性本能溢れる人間は、ホロホロと弱い部分に惹かれてしまうのかも知れない。

 

「どうせ、俺なんかさ。。。」

 

なんて言いながらグラス片手に下を向かれると、抱きしめてあげたくなる。

これだから、ダメ男に引っ掛かってしまうんだよなぁ~。

今となって考えたら、「どうせ、俺なんてさ。。。」みたいなことを言う男は卑怯だと思う。

本当に自分に自信のある良い大人はそんなこと言わないもんなぁ~。

 

「そんなことないよ!」

 

そう言っていいところを探そうとしてしまうから困ったものだ。

実際良いところのない人間なんていない。

なんだかんだ言っても、独占欲は強くとも寂しがり屋だったり芯は弱かったり。。。

私ぐらいになると、最初は我慢でもそれを通り越して無償の愛で接することができるから笑える。

いつから私ってこんなに優しかったっけ?と考えてみたら、その人に慣れただけだと思う。

まぁ、耐えなきゃならない状況だったから耐えたのであって、独り身だったら自由に付き合う人を選択していたかも知れないが。

そう考えたら、結婚して忍耐強くなった。

あらゆることに対して言える。

そんな私でも人間と云うものは難解で、面倒で、複雑だ。

だから将来は仙人のようになりたいと思うのだけれど、私のことだから寂しさに耐えられず自ら命を絶ってしまいそうな気もして怖い。

あぁ、世の中を生きるって云うことは実に厄介なものだ。

だけど、自らリタイアするのは負け犬みたいだからな。

良く言われるのが、私は生命力が強いらしい。

こんなヤツに限ってしぶとく生きるんだろうな~。

なんて考えていることをそのまま羅列してみた。

死の概念があるのは普通だと云うけどね。