nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

強いんだか、弱いんだか

どうやら酒さえ飲まなければ、体調は良いみたいだ。

酒豪だったのに、一体全体どうしたって云うのだ?

まぁ、酒代は浮くから節約にはなるのだが、相棒がいなくなったような寂しさがある。

とはいえ、最近の私は元気だ。

少々疲れは溜まっているし、やらなければならないことは山積みだし、読むべき本もどんどん溜まって行く。

それなのにプレッシャーに押し潰されることなく、心にゆとりがあるのは何故だろうか。

それについて考えてみた。

 

結局、母親と和解できて安心したからじゃね?

それに尽きると思う。

幼少時代の問題を解決したことは、私の中でとても大きなことだ。

もしかしたら、自信にも繋がったのかも知れない。

先日から自己肯定感の話をしているが、今だからこそ自分を肯定できるようになったのかも知れない。

私は何事に於いても根に持たない性格なので、もう昔を掘り起こしたりすることもないし、お互いに謝罪の気持ちを持っているから敢えて過去に触れる必要もない。

あとは、娘らしく接すればいいのかなと。

母親曰く、自分は家庭の中で孤独であると。

父親が母親に興味関心を持たず、まるで母親は幽霊のような存在だと。

それでも何とか生きていられるのは、お金に困っていないのが第一だろう。

先日テレビで、「老後の収入」の話をしていた。

印象的だったのは八十代の女性。

生活が苦しくて、四十代で離婚したことを悔やんでいた。

ところが、ウチの母親曰く、老後は一人暮らしが一番幸せなんだと言っていた。

 

「それは、お金あっての話じゃないの?」

 

とは言わなかった。

でも実際には、一人暮らしって云うのはお金があって初めて潤うものだと思っている。

私の場合は、ぶっちゃけ話し相手が欲しいのだ。

私の本は読まなくてもいいから、私が働いていることを応援してくれる人がいたらいいのにな。

パン屋さんの仕事にしろ、執筆の仕事にしろ、校正の仕事にしろ、興味関心が無くてもいいから応援してくれたらどれだけ心強いだろうか。

私は祖父母を鏡として生きているので、祖父と旦那をついつい比べてしまう。

魂の成熟度の違いとは正にこのことだ。

祖父はずば抜けて優しく逞しかったので、祖父のような男を求めてしまう。

母親曰く、祖父のような男はいないと。

極めて稀であると。

 

「アンタ、それを求めちゃ誰とも結婚できないわよ!」

 

そっかぁ~。

かといって妥協して生きるのもなぁ。

でもさ、これって世の中の多くの女性が感じていることじゃない?

本当は素敵なパートナーが欲しいって。

だけど、大半は諦めているのだと思う。

お金のことや、子供のこと、若しくは自分の病のことなど。

私の場合どうだろうか。

子供もいないし、お金の問題がクリアになれば別れるんだろうか?

私はとにかくお喋りできる間柄でいたい。

たぶん、一般的な人に比べて、寂しいって云う感情を何倍も持っている。

だから、話し相手になって欲しくて話しかける。

でも、相手はテレビを観たまま聞いていないことが殆ど。

つまり、よっぽどいい人が現れたらその人の元へ行くが、そうじゃない限りは一人静寂の中で生きるのも飽きたんだよな。

最近、酒が飲めなくなったのは、母親との和解で心が満たされたこともあるかも知れない。

ぶっちゃけ、一人になるのは怖いってのもある。

老後一人になるのは平気だけど、この歳で一人って云うのはね。

だからいい人が現れるまでは、私は今の生活に耐えるんだろうな。

それが今のところの答えかなぁ。

一人暮らしは仕事に集中できると云うのは大間違いだ。

私の場合は遊びに行ってしまうからなぁ~。

私って、強いんだか、弱いんだか。

 

image