nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

ガタガタと崩れ落ちる

何かがガタガタと崩れ落ちて行く感覚。

全ては私の考えすぎであって、大した問題ではないのかも知れない。

しかし、私はほんの少しのズレに敏感なのだ。

気持ちが落ち着かないから安定剤を飲んで、執行草舟先生の本を読んでいた。

やらなきゃならないことは山のようにあるのに、何一つできていないことへの自己嫌悪。

まぁ、この嫌な気分もそう長くは続かない。

そうだといいのだが、長引きそうな予感もあって。

それに私は耐えられるだろうかという危惧がある。

 

旦那は私の機嫌が悪かろうが、体調が悪かろうが、屁とも思わないタイプ。

しかし、本来それでは困るのだ。

一番親身になってくれる存在でなければならないと思うのは私だけか?

男だから癒しに女を求める気持ちはわからないでもない。

じゃあ私は一体何のためにいるのだろうか。

そりゃ結婚した時よりは三歳年を取った。

まぁ、私が売れっ子のライターだと思って結婚したらしいので、ミーハーなのだろう。

自立した女だと思ったから結婚したと常々言われているので、私は頑張って自立しているつもりだ。

ところがもっと稼ぐには、亭主関白は通用しない。

「旦那が帰って来ているのに、女房が外出するのは非常識だ!」と言うならば、パートだけやって夜は必ず家にいてくれる人を選ぶべきだ。

私みたいに仕事を掛け持ちしている人を選んではならない。

 

結局、私は自分の時間が取れず仕事にも支障をきたす。

かといって愛されているわけでもないというおかしな話。

私としては愛されていると思い込んでいた。

だからここまで束縛されるのだと思っていた。

この人は私がいないとダメなんだと。

だったら一緒にいてあげなければ!と思って今に至る。

しかし、それは私の思い込みだったらしい。

ちゃっかり相手の気持ちは外に向いているではないか。

金を一銭ももらえなくても、女として見てもらえなくても、亭主関白でも耐えてこられたのだが、気持ちは私に向いていないとダメ。

なんだか今まで信じていたものがガタガタと崩れ落ちてしまった。

自立した女が好きってのは、自分が金を出したくないからだろ。

そうじゃなかったら、パートだけをさせて、ちゃんと私に金を渡すべき。

幾ら話し合っても、自分がやましいから逃げちゃうんだよな。

それでも、私は自立するためによく頑張っていると思っていた。

そのことで結局寂しい想いや不安な気持ちにさせていたということか?

それはちょっと自分の都合ばかり考えすぎだろう。

蓮ちゃんは外に出てはいけません。

それなのに、自分のことは自分の金でやってね。

当本人は彼女探し、目の保養。

SNSを発見したことを伝え、やめて欲しいと言ったが、テレビを観て笑っていた。

聞こえなかったはずはないのだが、ずっとテレビを観ていた。

 

私が逆に男に走ったら、どうするつもりなのだろうか。

我が家は子供がいないだけに、「かすがい」が無いのである。

言ってみれば、本人達が別れたいと思えば簡単に別れられる。

今まで何度も離婚話をしたが、縦に首を振ってくれなかった。

どうするかな。

私が少々潔癖であることは認める。

どうせ浮気する甲斐性なんて無いのだから、でんと構えていればいいのかも知れない。

しかし、私はそれに耐えられない。

それだけは無理だ。

もしかすると、私にとって都合の良いように展開するかも知れない。

ただ、私は馬鹿正直なので、食欲はないし、腹から声が出ない。

話かけられても、目も見ない。

さて、これからどうなって行くのだろうか。

またフラフラした生活を送ることになるのだろうか。

それも疲れるよな~。