発売を延期にして、なんだか肩の力が抜けてどこか安堵している自分がいる。
精神的に落ち着いた。
もしかしたらかなりのプレッシャーだったのかも知れない。
旦那とのこともあったし、少々ピリピリしていた面もある。
なんだか背中に背負っていた重い荷物を下ろしたような気分だ。
それが正直なところである。
この作品は絶対に「やっつけ仕事」になってはならないと強く思っていたので、自分に猶予を与えることができて本当に良かった。
タイトルもまだ決まっていないからなぁ~。
これ、なかなか決まりそうにないが、楽しみにしていてくだされ。
そこで閃いたことがある。
『ロックンローラー』という短編集を後々発表しようかと云うことだ。
これに関しては、売れようが売れまいが、ロック全開で書こうかと思っている。
それはそれで楽しみでしょう?
まぁ、短編集もなかなかハードルが高いので、勉強しなくちゃ。
作業を進めていく上で、小説と云うものはゆっくり書かなければならないと思ったのだ。
推敲を重ねながら、じっくり、じっくり書くものだと。
私は作家ではないし、何かに追われているわけでもない。
正確さとクリエイティブさを駆使して、物語展開していかなければならない。
思わず赤線を引っ張りたくなるようなワードも織り交ぜながら、これからの日々、本当に心から納得できる作品を作って皆さんに見てもらおう。
時期とタイミングが早すぎたということだ。
私が継続することは、どんなに忙しくとも一日一時間は原稿に向かい、物語の中に入ることである。
そして、主人公に感情移入すること。
発売までの間、主人公と共に生きるということだ。
この小説には悪役が登場する。
その悪役をどこまで演じきれるかも鍵だ。
要は、悪魔の心の中を描くということ。
そのためには、自分の中にある悪の感情をじっくりと見つめることが重要である。
私ならできると言い聞かせている。
実のところ、作品はほぼほぼできているのだが、細かい擦り合わせ作業が残っている。
また、会話をふんだんに取り入れたい。
その方が臨場感が出て、読者も物語に浸れるのではないかと考えているからだ。
とにかく、いい作品に仕上げるのみ。
自信を持って、お薦めできる一冊にすること。
それが私にとって最大の仕事である。
とはいえ、私にはこうして毎日書くと決めている文章の執筆もある。
新作ばかり手掛けているわけにも行かない。
『ロックンローラー』という短編集を出すと決めた以上、どんな内容にするのか頭の片隅で考えておかなければならない。
短編集を書くと云うのは、実に良いアイディアだと思う。
新作より、『ロックンローラー』の方が売れたりして。
まぁ、それはそれなのだが、新作は歴史に残るような一冊にするつもりでいる。
どう考えても、延期して自分に猶予を与えて正解だったよな。
というわけで、私の活動は続くし、終わらない。
新作を最高のものに仕上げることに全力を注ぐが、短編集をロック全開にするのも楽しみだ。
私がしつこいくらい『ロックンローラー』と言い続けてきたので、皆の中には『ロックンローラー』が根付いていると思うのだ。
このまま『ロックンローラー』を没にしてしまったら、皆にとって消化不良になると考えた。
だったら、まずは小説。
その次は短編集。
そうした方が、お互いに納得できるのではないかと感じた。
あくまでも独断と偏見だが、あながち間違いでもないだろう。
一応、新作は来春の四月頃を予定している。
とにかく、腕を磨いて、時間をきちんと作って、今まで通り真面目に執筆して行こうと思っている。
また、ちょっと面白い企画を考えた。
『おとなのための蓮’sBar ニューエロティカ』
新宿からの帰り道、閃いたネーミング。
名前を見ただけで、ゾクゾクする人はセンスがいいね~。
隠していた才能を出しちゃおうっかな、と思って企画中。
隠していたと思ったのは私だけで、バレていたかも。