そう云えば、先日北海道の父親からホタテをもらった。
贅沢だが、調子に乗って我が家では毎晩それを食べている。
残り僅かになったので、今日からしばらく食べないことにした。
冷凍保存しているので、週末までお預けにする。
それはそうと、旦那が会社でホタテ自慢をしているとのこと。
「知り合いから北海道産のホタテをもらって食べているんだけど、めちゃくちゃ美味いよ!」
と言っているらしい。
私はこれを聞いてカチンと来た。
「知り合い?どうして嫁の実家からもらったって言わないの?知り合いはないでしょう、知り合いは」
旦那は私の存在をこうしてシレっと隠そうとするところがある。
何故堂々と言えないのか?
アンタにとって、私は恥ずかしい存在なのか?
そこまで言わなかったが、妙な気分の悪さが残っている。
嫁の父親からもらったと云うのはためらうのか?
確かに、『嫁の実家』などと口にしたら色々質問されるかも知れない。
「じゃあ北海道へ行ったことあるんですか?」とかね。
そう云うのが面倒臭いと感じたのだろう。
因みに旦那は一度も北海道へ行ったことがない。
先日も母親から一度くらいは来なさいよ!と叱られたばかりだ。
後ろめたい気持ちは旦那も持っているはずだ。
百歩譲って、そこまで理解してやるものの、気分が悪い。
旦那は印刷会社に勤めているにもかかわらず、私が本を書いていることは会社の人には内緒にしてある。
もちろん、私の本も読んでいない。
毎日書いているこの文章は読んでいるのかわからない。
何故なら『橋岡蓮』で検索すれば一発でわかるからだ。
わざとではないが、私は読まれてもいいと思って書いている。
その代わり本当のことしか書かない。
たまにギャグを書くことはあるのだが。
それは蓮さんなりのジョークだと受け取ってもらいたい。
私も少々元気が復活した証拠なので。
いや~、それにしてもホタテの件は腹が立つ。
知り合いはないでしょう~。
父さんが聞いたら怒ると思うし、母さんが聞いたらもっと怒る。
いつか母さんと電話などで話すことがあったら、言ってやろう。
腹の虫が治まらないんだってば。
私が旦那に話したことなども、『嫁』ではなく、『知り合いから聞いた』などと言っているに違いない。
とある人と話をしていて思うところがある。
女心としては、旦那には自分のことを見せびらかして欲しいのだ。
色んな人に会わせてくれたり、自慢してもらいたい。
ウチの旦那は一切そういうことをしない人。
まぁ、会社の人ともプライベートな付き合いが無く、コロナ禍で飲み会もなくなってしまった。
確かに会わせるタイミングはない。
それでもさ、写真を見せるとか何かあるだろう。
実際には、写真とか見せているのかも知れないから何とも言えないが。
以前、バイク友達に会ったことはある。
しかし、旦那が友達を大事にしないので、疎遠になった。
今となっては、友達と呼べる人はいない。
そうやって、シレっと嘘を付いたりするから信用されないのだろう。
私は孤独な人に惹かれる傾向があるので、それはそれでも良い。
でも、どう考えても、ホタテの件は腹が立つわけで。
それじゃあ、先日のジンギスカンも『知り合い』からもらったなどと言っているのだろうか。
母さんが私に言っていた意味がピンと来た。
「蓮が一人で食べてね!」
本当に感謝の気持ちが無いのだとしたら、一人で食べれば良かった。
ホタテももうあげたくないけど、冷凍庫の中に入っているものを隠しようがないもんな。
母さんに会えば、少しは反省してくれるだろうか。