アドラーが言っていたが、人間の一番の悩みは人間関係だそうだ。
はて、そうか?
確かに、結婚当初はかなり夫婦関係に悩んだ。
しかし、職場などでは人間関係より、自分の仕事の出来について悩むことの方が多い。
あの人にこう言われたとか、ネタにすることはあっても悩んでいない。
それよりも、どうしてこんなミスをしたのかとか、どうして効率アップできないのかと想いを巡らしている。
よく言われるのがこれだ。
「パン屋さんは女社会だから、蓮ちゃん大変だよね!」
みたいなこと。
ところが実際は、女の職場を楽しんでいる。
女っていう生き物は何かと面倒臭いのだが、結構気が利くものだ。
私がリンパが腫れて熱を出した時も、皆が皆口を揃えて早退して病院へ行ってきなさい!と言ってくれた。
中には定年退職するまでアパレルをやっていたオバサンがいて、私は彼女にちょっとした憧れを抱いている。
一言で言えば、どことなくスタイリッシュなのである。
筋肉質の「ザ・ブルーカラー」と云うような七十代のオバサンとか、か弱いけれど馬鹿丁寧な先輩とか、皆それぞれ個性を持っている。
どちらかと云えば、彼女らのそういう個性を私は楽しんでいる。
実際には、悪口の女王とかがいて、いわゆる女社会なのかも知れない。
だが、それは私には気にならないのである。
女社会と云えば、ドコモショップやホステスもそうだった。
ホステス経験は決して短くないが、どの店へ行っても女同士のトラブルに巻き込まれたことはない。
店長やボーイと喧嘩する程度だった。
だから、アドラーが言うほど私は人間関係で悩んでいないと思うのだ。
近所の方々からも可愛がられているし、お姑さんとも仲がいいし、なんだかんだ言って旦那ともとりあえず平和だ。
夫婦の問題は山あり谷ありなので仕方ない。
では、私は何に悩んでいるのだろうか?
全ては自分の中にある問題について悩んでいると言っても過言ではない。
面白い記事が書けないとか、上手く化粧ができないとか、最近老けたとか、スピーディに仕事ができないとか、時間がないとかね。
つまり、もっと成長したくてもがいている。
ただそれだけをひたすら悩んでいると言っていいと思う。
他人のことを考えている暇があるならば、自分のことを考える。
果たして世にいる偉人さんはそんな私のことを見て、それでいいと言ってくれるだろうか。
最大の悩みは恋がしたいということ。
不倫と恋の境界線はどこにあるのだろうか?
好きな人ができてしまったら、たぶん私は行動に出てしまう。
自分から誘うだろうし、隙を狙って会いに行く。
これは不倫なのか?
先程ワイドショーで不倫して騒がれている人がいた。
んで、どうして離婚してから付き合わなかったのか?などと叩かれていた。
このゲストは何もわかっちゃいないな。
私が恋に走っても、私の読者の方は「まぁ、蓮さんだからね!」などと言って誰からも責められないと思っているのは私だけだろうか?
知名度が無いので、社会から叩かれることもない。
ウチの両親でさえ、私の過去を知っているだけに責めないだろう。
旦那も旦那で、三年間放置していたのだから仕方がないと言って、理解を示してくれそうな気がする。
既婚者の恋は、本来なくてはならないもののような気がしてならない。
じゃなければ、妻を三年間放置している旦那に罰則を与えるべきだ。
私の理想としては、自由に恋をして、開き直りたい。
謝罪などしないからな。
する方もする方だが、される方もされる方だ。
このように書くと、浮気が原因で別れた方々から反感を食らうのかも知れないが。
ただ、女社会で生きていても、私が不倫しようが遊ぼうが二股をかけようが誰も私を責めなかったのは何故だろう。
蓮さんはそういう人でまかり通っていたのだろうか。
てか、最大の悩みがこれかよ?
大事なこと、沢山あるだろうに。
いやいや、これ、重要なこと。