nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

自分に暗示をかけろ!

エンジンが掛かってきた。

歯車が少しずつ回り始めたのだ。

そんな私はテンションを上げるためにUFOを聴きながらこれを書いている。

私の友人はいつも口癖のようにこう言ってくれる。

 

「真っ当にやっていればなんとかなる」

 

大先輩なので、説得力がある。

私としては、この十年間という長い歳月ひたすら貧乏だったが、実に真っ当に生きてきた自負はある。

とは云うものの、バイトしながらこうして文章を書いてきただけ。

しかし、毎日毎日どんなに辛くても更新し続けることで筆力を鍛えてきたと思っている。

愛するものが亡くなった時でも、私はタイピングを止めなかった。

きっと旦那が亡くなっても、その日の夜はご報告の記事を書いているだろう。

手は怪我しないように気を付けている。

パン屋の仕事があるという理由もあるが、一番はタイピングしなければならないからだ。

目が悪いので眼科へ行かなければならないが、一段落したらにする。

ちょうど私の中では見事に化学反応したようにボルテージが上がっている。

BGMをルースターズに変え、さらにテンションを上げる。

よし、このまま一気書きしてしまおう。

 

 

自分の頭で考えながら、何をどうすれば私の仕事は上手く行くのかが見えてきた。

要は、ジグソーパズルが少しずつだがハマるようになってきた。

テーマは「WIN WIN」だ。

これ、基本的なことなんだけどわかっているようでわかっていなかった。

私にできることは、文章を書くこととマニアックな音楽を流すことくらい。

酒も飲めるし煙草も吸う。

だけど禁酒禁煙ができない。

話すのは得意だと思われているようだが、大の苦手である。

だけどインスタライブ配信みたいなことはできなくはない。

そんな私だが、編集と校正はできる。

それが私にとってめちゃくちゃ楽しい仕事であると気付いた時、何かがスパークした。

自分の得意分野を発見した時に味わう喜びって、絶大なのではないだろうか?

なんとなく感覚でわかる瞬間ってあるでしょう?

これ、イケるかも知れない、みたいな感覚。

何故か、取り組んでいてワクワクしてくる時、妙なテンションの上昇を自覚する。

好きなロックに出会えた時と似ている。

私などは、最近はロックを聴きながらこれを書いている。

以前は無音の部屋じゃないと集中できなかった。

ドトールなどのいわゆる喫茶店では、周りの人の動きが気になって全く集中できなかった。

ところが最近は音楽無しでは書けないというレベルだ。

やはり無音で書く内容と、ロックと共に書く文章はノリが違うことも発見してしまった。

落ち込んでいる時もロックでハイになれればいいのだが、こう見えて演歌を聴いたりしてしまう。

すると、本当に『スナック蓮』っぽくて、それはそれで面白かったりする。

 

 

というわけで、私は文章と音楽の二本立てで生きて行く。

BGMはブラックサバスに切り替わった。

ハーモニカが、お前は間違っていないと慰めてくれているようだ。

そしてギターの音が拍車をかける。

世の中には私みたいになかなか社会とマッチしない人もいる。

だけど逆説的に考えれば、不得意なことを武器にすることだってできる。

○○しかできない、ではなく○○「が」できる。

○○もできない、ではなく○○「なら」できる。

勿論、好きなことを仕事にするためには年数がかかるかも知れない。

でも一番大切なことは、「俺はできる!」と信じ続けることだ。

私も定職を捨てて、もう十二年以上経つ。

組織を捨ててからは六年になるが、私にできることは文章に携わることだけだった。

いやいや、文章に携わることならできたわけだ。

ドラムの音が鼓動を高鳴らせる。

私ならできる、そう信じること。

そして、私にはこれしかないと暗示をかけること。

案外器用に何でもこなす人の方が、苦労するのかも知れない。

あぁ、私は不器用で良かったよ。

 

 

インスタライブ配信

10月21日(木)

20時半~

『蓮’sBar』