nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

天から舞い降りた

ふとしたタイミングに舞い降りてくるものってある。

友人と電話していたら、何者かが私に乗り移ったかのようにパソコンで検索を始めていた。

 

谷塚、アパート、激安」

 

すると三件ヒットした。

その中でも、何となく気になった物件があったので、不動産屋に問い合わせてみた。

今すぐ来て欲しいと言われたが、それは無理だったので年明け早々に伺うことにした。

決して広くはないアパートだが、仮住まいにしては十分すぎると私には思えた。

家賃も初期費用もかなり安い。

こんな年の瀬に物件を探している女はワケありに決まっている。

ジムニーは旦那にあげようかと思って。

お人好しすぎ?

私がいなくなるだけでもかなり寂しくなるだろうが、私名義とはいえ愛車まで奪ってしまうのはどうなのだろうという考えがよぎった。

どうせ売っても幾らかの現金に変わるだけ。

最初は手切れ金としてもらおうと思っていたけれど、なんだか気の毒になってきたので、車はあげようかと。

私は車はなくても生きて行ける。

重たい荷物は、ビールと米くらいなものだ。

二回に分けてスーパーへ通えばいい。

生活が苦しかったら、ビールはやめてもいいくらいだ。

と言いながら今まで一度もやめられなかったのだが。

 

 

とにかく年始に不動産屋へ行く。

新年早々、いよいよ動き出す。

今まで、ここまで言っていいんかい?ってくらい愚痴ったけれども、遂に運命が変わろうとしている。

年末はキャンプへ行くし、初詣も行く。

でも、それが本当の意味での最後だ。

昨日も書いたが、有言実行ってこういうこと。

何もかも総入れ替え。

蓮さん、遂にやりましたね!ってところを見せてやる。

三年半耐えたけれども「活火山」と呼ばれた女。

どういう意味かって、いつ爆発するかわからないってこと。

腹を決めたら、神に誘導されるってこういうことかと実感した。

私は呑気に春になったら…などと思っていたのに、まさかアパート探しを始めるなんて。

舞い降りたんだなぁ。

 

 

もうね、どう考えてもここにダラダラいるのは私らしくない気がして、ソワソワしていた。

このままじゃ生殺し、爆発しそうなんだってば。

とにかく居場所を確保して出て行ってしまえば、旦那も諦めるだろう。

もしかしたら、私が出て行くのを待っているかも知れない。

だったら尚のこと、早い方が良いだろう。

早ければ来月、遅くても二月には出られるだろう。

そう、居場所さえ確保すれば身体を移動させるのみ。

布団も買わなきゃなぁ。

ベッドも私の物だが、出て行った後、旦那の寝る場所がないのもこれまた申し訳ないような気がする。

恐らく弁護士に頼めば、私は圧勝する。

だが、揉めている時間が勿体無い。

せっかくの運が持って行かれる気がするので、身一つで出る。

ぶっちゃけ、新しいものを買えば済む話。

もうこれ以上揉めたくないし、できる限り憎しみ合いたくない。

本来私は元カレとは友達になれるタイプなのだが、旦那とは無理だろうなぁ。

向こうもそれを望んでいないと思うから。

 

 

今週は二本の打ち合わせが入っている。

水曜日は忘年会。

そしてキャンプへ行って、今年は終わりだ。

年始に不動産屋へ行くことが決まって、なんだか安堵感でいっぱいだ。

何度も書いたが、腹が決まれば世の中が動き出すってこういうこと。

自分だけの意思ではなくて、背中を押してくれるような出来事が起こるもの。

だからこそ、私は天の力を信じてしまう。

意思だけで動いているのではなく、大いなる力に突き動かされているような気がしてならない。

一番大切なことは、垂直な心を持って、世の中を信じることだと思う。

自分だけを信じるのではない。

自分なんてものはちっぽけなものだが、確固たる意志の元には大いなる力も動かせるということ。

こういうこと、昔から言っているような気がする。

運命ってもしかしたら決められているのかも知れない。

一つ一つハードルをクリアする度に、運命が近づいてくる。

そう、向こうからね。