nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

底知れぬエネルギー

雪が舞う中、傘も差さずに帰ってきた。

久々に見る雪が、北国出身の私にとってちょっと嬉しかったりした。

川口駅前のプロントで軽い昼食を済ませ、バス停に直行したら、ちょうどバスが停まっていた。

ラッキーだった。

離婚届と住民票を取りに行っただけなのに、精神的に疲れてしまって二時間程寝た。

やはりエネルギーを使っているのだと痛感した。

寝ても疲れが取れない。

あと数日の辛抱なのだが。

それとも寒くてコートを着たまま寝たから身体が怠いのかな。

そういうことにしておこうか。

プロントの椅子がもう少し座り心地が良ければ長居することも可能だったのだが、背中が痛くなるような椅子だったので早々に出てきた。

ビールと一緒に食べた目玉焼きが乗っているトーストがめちゃくちゃ美味かった。

プロントはジョッキがキンキンに凍った状態で出してくれるので、ビールも美味。

煙草も吸えるので、ちょっと立ち寄るには丁度いいのだ。

転出届を出してきたから、もう川口駅に行くことは無くなるだろうけどね。

役所の用事が終わるのがもう少し遅ければ、馴染みの食堂へ行っていた。

お気に入りの店で、腹一杯食べてもたかが知れている。

しかし、十一時半開店なので、二十分ほど待たなければならなかった。

あまりにも寒かったので、プロントにしたというわけだ。

マヨネーズたっぷりのトーストが最高だったので、これで良かった。

 

 

それにしても雪が降り続いている。

七日は上野、八日は翻訳者さんとのお電話での打ち合わせがある。

そして九日は墓参り。

引越しの日は雨が降るらしい。

一応スタッドレスタイヤのレンタカーを手配してある。

往復しなくても、一発で片付くと思う。

十二時間借りるので、冷蔵庫や洗濯機、机なども買いに行けるだろう。

この家を出た瞬間、全てのことが一気に回転し始める。

多少旦那がごねても、何がなんでもサインさせる。

なんだか最近、そればかり書いているような気がするなぁ。

しつこいが、正式なサインをもらうまではどうしてもそのことで頭がいっぱいなので勘弁してくれ。

とはいいつつ、着々と前に進む。

アパートで使えそうなものが『ジモティー』で揃うと聞いたばかりだ。

安値で手に入るならこんなに有り難いことはない。

これもまた、運が巡ってきたような気がする。

いずれにせよ、御膳立ては十分すぎるくらいにできている。

一歩一歩前に進め。

 

 

今日は全然頭が働かない日だ。

疲れているのもあるが、疲労で書けないということはない。

やはり、雑念だ。

雑念が入ると、邪魔で仕方がない。

アパートへ引っ越したら、なるべく雑念が入らないようにシンプルな生活をしようと思っている。

静かな部屋で、テレビも置かず、あるのは布団とパソコンだけ。

私はそんな生活に何を見出し、何を悟り、また、何を書くのだろうか。

上京したのは十年以上前の話になるが、何もない部屋で、少しずつでき上がっていく生活を心から楽しんでいたのを思い出す。

最初はターコイズ色のスーツケースと、ノートパソコン一台のみ。

冷蔵庫や洗濯機が揃ったのは何ヶ月も後のことだった。

それまでの間、ひたすらコインランドリーに通っていた。

あぁ、若かりしあの頃に戻れたらと思うのだが「今が一番」と思えるようにこの人生を輝かせなくてはならない。

恐らく仕事が弾けるのは、来年だろうな。

海外出版は来年の秋の予定。

それに向かって今はコツコツと準備。

 

 

しかし、私は自分の将来が楽しみで仕方がない。

きっとあと十年間くらいはグングンと昇って行くことだろう。

宿命ってヤツだ。

とんでもない幼少時代と引き換えに、私には黄金の二十年間がある。

実は、今はその真っ只中。

今年は始まったばかりだが、私は来年を見据えている。

もっと言うならば、来年以降の自分の飛躍のことを考えている。

今なんて、まだまだ序盤だ。

もはや反対する人もいない。

ただただ、世の中の底知れぬエネルギーを感じる。

ヒシヒシと。