夕方食糧品の買い出しへ行きたいので、早めに書くべく、とりあえずペペロンチーノを食べたばかりだ。
ビールが飲みたいところだったが、昼寝してしまっては困るので夜に回した。
さすがに一週間に一度は買い出しへ行かないと、食べるものが尽きる。
ビールも買わなければならないし、安物ワインも保管しておきたい。
編集作業をする時間は夜になってしまうだろう。
それでもその前にこれを書き終えてしまった方が、私としては楽なのだ。
実は昨日母さんからショートメールが届いた。
病院通いのことを心配しているようなので、現状を正直に送った。
これが電話だと、母さんの不安はエスカレートするので、ショートメールで的確にわかり易く短文で伝えた。
心配だから酒と煙草を控えるようにと言われたが、離婚してから減ったと伝えたら安心したようだ。
ショートメールだと、根掘り葉掘り聞かれることはないし、余計な話題にも発展しない。
実に楽ではあるが、コロナ騒ぎが収まったら、やはり会いたいなと思った。
汚い部屋だが、アパートに招待したい気持ちもある。
来年の一月は祖母の三十三回忌なので、一緒に沖縄へ行く。
その前に一度会っておいた方がいいような気がする。
東京で会うのか、私が札幌へ行くのかはわからないが、せっかく離婚したのだから親子水入らずで積もり積もった話がしたい。
娘として、甘えたい気持ちもある。
それが母さんのために繋がるからだ。
なぜなら、母さんは今まで母親らしいことをしてやれなかったということを悔やんでいる。
当然私も、娘として何もしてやっていない。
近すぎるとぶつかるが、年に二回くらいは会うべきだと考えている。
北千住の沖縄料理の店に行ってみたい。
母さん曰く、東京の中でもかなり美味しい部類に入るそうだ。
私は旅行が趣味ではないが、親と離れた土地で生活しているので会うことは旅行みたいなものだ。
母さんは根っからの旅行好きで、一人で札幌から箱根まで行ったりする。
私からすると、そのエネルギーがあるうちはまだまだ元気でいてくれそうな気がする。
ぶっちゃけ私より元気だからだ。
それでもあと三、四年かも知れない。
だとしたら後悔しないよう、会える時に会わなくちゃ。
というのが私の考えだ。
先日、『破壊から再生へ』を実家に送った。
今までは私の話を聴いていても、嘘だと思っていたようだ。
私に本など書けるわけがないと思っていたらしい。
実際に手に取ってみた母さんは、私にハガキを送ってくれた。
「今まで疑っていたことを心から謝罪します。だけど怖くて読めません」
それでいいと思った。
私は契約から出版に至った一部始終を事細かく手紙に書き、私にとって一つのきっかけになる旨を懇々と説明した。
にもかかわらず信じてもらえなかった怒りは、もはや沈下した。
『ロックンローラー』についても、必要があれば送るつもりでいるが、きっと読まないだろう。
ただ、送るとしたら「証拠」として送るのである。
私の活動内容は、一般的にはあまり理解されない。
生き方については、もっと理解されない。
中にはわかる人もいるから救われているのだが。
先日も書いたが、稼ぎに走るか、編集作業に集中するかを実は悩んでいた。
しかし、今月はやはり『ロックンローラー』に集中する決断に至った。
私にとっては集大成。
これをやりきらなければ、死ぬにも死にきれない。
そう考えると、忍耐だなと思う。
周りの目は気にせず、三ヶ月後には死ぬくらいの気持ちで取り組もうと思った。
来月には校正に回す。
自分でも校正しているが、ベテランの第三者の目を通すことは重要だ。
無知無学の私が書いているので、きちんとご指摘を受けた方がいい。
本文が完成すれば、デザイナーさんの表紙待ちだ。
あっという間に春が来る。
モタモタしている暇はない。