nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

予言

肌寒い一日だった。

風が強く、途中から雨が降り出した。

そんな中、隣町へ買い物に出かけた。

ところが目当てのものが手に入らず、千円程の部屋着を買い、レモンサワーを二杯飲んで帰宅した。

ただそれだけなのに、ドッと疲れが出てしまった。

布団の上に横になっても寝られなかった。

時計を見れば、とっくに夕方を過ぎていた。

夜は予定があるので、その前にどうしてもこれを書き終える必要がある。

そう思ってパソコンに向かっているのだが、クタクタだ。

とはいうものの、書き終えたらある種の達成感から、疲労も吹き飛ぶことがわかっているので、頑張って書き進めよう。

 

 

ところで聴いた話なのだが、私は死ぬ直前には結婚できるそうだ。

ただし、条件があって、与えられた使命を全うしたら現れるとのこと。

それまでは一人で生き抜く運命にあるようだ。

まるで占い師の予言みたいな話だが、妙に当たっている気がして納得してしまった。

私に与えられた使命とは、至って単純なもの。

 

「私は私のままでい続ける」

 

ということ。

つまり、書き続けるということだ。

ね?簡単でしょう。

そうすることによって、何歳まで生きるのか不明だが、ババアになってから再婚相手に出会えるらしい。

どんなババアになるのかわからないが、果たして再婚する意味はあるのだろうか?

再婚と同時に終活を始めるのだろうか。

まるでどこかの芸術家のような運命だが、使命を全うしなければ結婚できないというのも酷な話。

花を咲かせるのは、最後の最後ってことか。

そう考えると、生きるとは大変辛いことだ。

なぜ生まれ、なぜ生きているのかわからないという人が大勢いる中で、私はその意味がなんとなくわかる。

たぶん、私は何かを託されて生まれてきた。

先祖の仕業かも知れないが、生まれてきたはいいけれど苦労する運命にある。

それにだって、ちゃんと意味があるはずだ。

過去に何度も死にかけたことがある私だが、神様みたいな存在はちゃんといて、大いなる力で救われた経験が何度もある。

苦労を与えられるのだが、ちゃんと体当たりしていれば救ってもらえる。

 

 

そんな奇妙な星の元に生まれたのだと思っている。

いつまで輝いていられるかわからないが、私ぐらいになるとババアになってもそれなりにいい歳の取り方をして輝いているかも知れない。

もうとっくに旬は過ぎたし、老けたなと思うことは多々あるが、内面に煮えたぎるものはまだ持っている。

だからこそ、背水の陣で崖っぷちを歩くことができるのだ。

最後の最後に、人生丸ごと認めてくれる人が現れるならば、それはそれでいいのかも知れない。

というか、使命を全うしなければ、最愛の人に出会えない私も憐れではある。

最後とは言わず、せめて大器晩成ならまだしもね。

ババアになったらもう恋愛も何もないような気もするが、そう思うのは私だけだろうか?

そもそも、いつまでが若くて、いつからがババアなのかもわからない。

ウチの母さんは、因みに六十七歳だがババアではない。

きっと死ぬまでお洒落で綺麗な母さんでいることと思う。

そう考えると、七十歳で死ぬと仮定して、還暦過ぎてからの結婚は悪くないよな。

この話を母さんに言ったら羨ましがるだろうか。

 

 

とにかく条件としては、使命を全うすることである。

私が私でい続けることが、絶対的に必要なのだ。

そう考えると、話は早い。

邪魔する人もいないだろうが、自分らしくいさせてくれる人とだけ付き合って行く必要がある。

そのためには、自分っていうものをしっかりと持っておかなければならない。

それができるかできないかが鍵となる。

何も持たない私だが、私らしく生きるためのコツみたいなものは、流石に身に付けている。

つまり、今まで通りってことなんだが。