橋岡蓮 ’s diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

棚に上げて

眠剤の量を減らしたら、浅い眠りで夢を見るようになった。

なんとまぁ、非常に苦しい夢を見てしまった。

それは元旦那の夢だった。

夫婦関係が三年間なかったにもかかわらず、その間元嫁を五回抱いたことが発覚して、気が狂った夢だった。

離婚するくらい嫌いならば、気が狂ったりしないはず。

果たして、本当に嫌いだったのか?という問いを突き付けられたまま朝を迎えた。

 

 

はっきり言ってしまえば、決して嫌いだから別れたというわけでもない。

あらゆることに耐えられなくなったというのが正しい答え。

隠し事、嫉妬心、独占欲、寂しさ、そういったこと全てに耐えていることが限界だったのだ。

本当は、もっともっと愛されたかった。

もしかしたらほんの少しは愛してくれていたかも知れないが、ある日を境に、私だけを見ていないことを知ってしまった。

私には男性の友達や、仕事仲間が多い。

それに妬いた元旦那は、きっと私に対抗しようとしていたのだろう。

わかってはいたものの、私はわがままな生き物。

元旦那に女友達がわんさかいたら発狂して、飛び出していただろうに。

それほど、私は私のことだけを見ていて欲しかったのだ。

自分のことを棚に上げて。

元旦那は、忙しくしている私に当てつけのようにSNSを始めた。

それが、私達夫婦の運命を狂わせたと言っても過言ではない。

私は全てオープンにしていたが、元旦那は私に見られることを嫌い、コソコソしていた。

コソコソされるのが最も苦手な私は、日に日に元旦那がどこを見て何を考えているのかわからなくなってしまった。

私の忙しさは年末にかけて加速して行った。

そんな時、金銭面での隠し事が発覚したりして、私はパニック気味になり、崩壊してしまったのだ。

 

 

つまり、運命的に出会った一人の男を愛しきれなかったことに他ならない。

もっと私に忍耐や妥協といったものがあれば、もしかしたら離婚しなかったかも知れない。

良くも悪くも、忍耐が似合わない女でもあるのがこの私。

一度割れたガラスは元には戻らない。

元嫁に激しく嫉妬している自分と、私が出て行った後、探しに来てくれたことへの安堵が入り混じった夢だった。

もしかしたら嫌いではなかったかも知れないと、ふと感じたのだ。

夢って深層心理が浮かび上がってくるものだと思っている。

実は、似たような夢を以前にも見たことがあって、その時も同じような気持ちになった。

 

 

もっと言うならば、本当は私のことだけ見ていて、私に対して一途であれば、私も一途になれたかも知れないということだ。

今となってはの話だが、結婚した時点で、お互いにSNSをやめれば良かった。

私は「書く」という仕事をしていて、読者の方に日々メッセージを送りたいという想いがあったから、やめるわけにも行かなかった。

嫉妬深い人を好きになったのであれば、全てのことをシャットアウトすれば良かったのかも知れない。

しかし、私はたった一人を愛することができないクズ。

結婚が向いていないとされるのはそういうところ。

私には大事な友達もいて、自分の仕事を愛する気持ちもあって、神から与えられた使命を手放せなかった。

だから、結婚が成り立たなかったということで、それは私の責任なのだ。

無論、誰よりも嫉妬深いのがこの私。

自分でも嫌になってしまうほどだ。

何度も言うが、自分のことは棚に上げて。

 

 

夢を通じて、さほど嫌いだったわけでもなく、むしろ好きじゃなかったら続いていただろう結婚生活。

ここポイント!

これほど強い想いがなければ、ただの同居人として、気楽に過ごしていたかも知れない。

だから、愛がなくなったのではなく、溢れんばかりの愛がパンクしたのだと感じている。

かといって、もう終わった話。

不満は多々あったけれど、ようやく自分の気持ちを認められるようになったかな。