nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

もしかして誰よりも

外は暑いらしい。

それなのに薄暗い部屋で、カーテンも開けずこれを書いている。

陽が当たらないので、室内は全く暑くない。

むしろ寒いくらいだ。

パソコンの温度計では、二十五度となっている。

ただ、これから電話での打ち合わせがあるので、外には出られない。

時間があるので、これを書いてしまうことにする。

夜は夜で、他の打ち合わせがあるからだ。

 

 

薄暗い部屋にいると気持ちまで暗くなると思う方もいるかも知れないが、なぜか外に出て人混みの中にいる方がヘトヘトに疲れてしまう。

私って病んでる?

この週末は家から出ることもなく、ひたすら薄暗い部屋の中にいた。

天気はめちゃくちゃ良かったらしいが、外に出る気がしなかった。

気分転換やリフレッシュが下手なのかも知れない。

物欲があれば買い物でも行くのだが、欲しいものがない。

私の中にはフラフラ散歩したりするという概念があまりない。

だからたまに連れ出してくれる人がいると、本当にありがたい。

今週から週末は何かと予定が詰まっているのだが、平日は在宅。

ロックンローラー』の販売手続きなど、やらなきゃならないことは多々あるので焦ってはいるのだが。

 

 

一人でSNSを見ていると、率直にこう思った。

 

「皆、楽しそうだな~」

 

結婚していた頃は、週末といえば必ず元旦那と出掛けていた。

それはそれで良かったのだが、週末に予定を入れられないというのが辛かった。

しかし、籠りがちな私を連れ出してくれていたのだとしたら感謝するべきだったのかなとも思う。

キャンプへ行ったり、買い物へ行ったり、美術館へ行ったり。

そんなことを思い出すのは、私が一仕事を終え、一段落したからだ。

もっと言うならば、ワガママなので、暇な週末を送ることが寂しい。

仕事で忙しいうちは、孤独というものは誤魔化されるもの。

嵐のような日々が過ぎ去った途端に、ポツンと取り残され、浦島太郎のようになる。

それに耐えられないから、慌てて仕事で埋め尽くそうとするのかも知れない。

新しい作品制作がしたくなるのは、きっと寂しさに耐えられないからだ。

 

 

母さんは友達がいないと言う。

だから一人で遊ぶことがとても上手だ。

一人でどこへでも行く。

映画観たり、ランチしたり、美術館へ行ったり、図書館へ行ったり。

そう考えると、私は一人が苦手なのかも知れない。

一人では何もする気にならない。

しょっちゅう都内まで出掛けて行くのは、用事があるからだ。

自分のためだけに、遠出をすることはまずない。

ジムニーに乗っていた頃も、ドライブという概念がなかった。

あくまでも通勤専用だった。

ジムニーに乗って、ロックを流しながら走っていると、気持ちが良い。

かといって、遊び下手な私はドライブはできない。

助手席に乗せてもらうドライブは最高なのに。

 

 

そう考えると、精神的に自立できていないのではないだろうかと思う。

どこか誰かに頼っている自分に気づく。

きっと今のままじゃ、どこへ行っても寂しさに耐えられないような気がする。

こんな私こそ、共に歩むパートナーが必要なのではないかと思ってしまう。

世の中には、一人でいる方が楽とか、寂しい気持ちがわからないという人は五万といる。

元旦那とは共に歩めなかったから別れたけど、なんだか誰よりも「旦那」という存在を必要としているような気がしてならない。

じゃあ結婚願望があるのですか?と訊かれてもわからない。

かといって、一人でいて楽とは言い切れない自分がここにいる。

つまり、究極の寂しがり屋。

ただ、私が男だったら、私みたいな女じゃ苦労するだろうなとも思う。

だけど理解のある人にとっては、私という存在は見ていて面白いかも知れない。

私の志を理解する者にとってはの話だが。