橋岡蓮 ’s diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

集大成を作り出す

ちくしょう、また寝てしまった。

仕事から帰ってきて、なんだかんだして、横になったら三時間爆睡していた。

だって、疲れていたんだもん。

たった十五分ほど横になったら疲れが取れると思ったのだ。

まさか今日も爆睡するなんて。

帰ってきて、缶ビールを空けた後、ちびちびと赤ワインを飲んでいたら眠たくなったようだ。

学習能力ゼロじゃん。

時計を見たら日付が変わりそうだ。

慌てて飛び起きてこれを書いている。

暑さを感じたので、エアコンを除湿にした。

冷たい風に当たっていたら目が覚めるようだが、睡魔は消えない。

外は二十五℃、曇りだそうだ。

パソコンのモニターの温度計がそう言っている。

暑くも寒くもないような気温だが、とにかくあと一時間だけ目を覚ましたいので炭酸水を飲んでいる。

エアコンの風はちょっぴり冷たく感じる。

日曜日は休みで良かったよ。

休日の過ごし方について考えたりもしたが、この調子だと半日は寝ているだろうな。

読みたい本が何冊かあるし、友達からCDをもらったのでそれを聴いて過ごそうと思っている。

中山ラビのCDをもらったのだが、ちあきなおみや浅川マキに次ぐカッコよさである。

『海の予感』という曲がやたら気に入った。

あぁ、いつかピアノが弾きたい。

ピアノは私が今までやってきた集大成を作り出せると思っていたが、まさか介護職がそれに当たるとは。

ブルーカラー労働と接客業の集大成。

施設によっては、ピアノが置いてあるところもあるらしい。

その時はピアノを弾こう。

 

 

利用者さんの中に、いわゆる「うつ病」の方がいる。

どうやったら楽に死ねるかしら?などと訊くそうだ。

しかし、私が入ったことで元気を取り戻していると聞いてとても嬉しかった。

九十代のご婦人だが、とてもお洒落で綺麗な方だ。

着ているものも、いい服ばかりだ。

先輩スタッフ曰く、とにかく話を聴いてあげて欲しいということだ。

その利用者さんに限らず、ほとんどの方が家で孤独なのだそうだ。

息子さんや娘さんがいても、年老いた親の面倒を見切れないご様子。

また、このリハビリセンターに来ている方全員が自分で歩くことができない。

むしろ、自分で歩ける方は、この施設に入れない。

先輩スタッフはこう言っていた。

 

「全ての利用者さんに対して、会えるのが最後かも知れないという気持ちで毎日接することが大事」

 

そうすると、いつも以上に優しくなれるのだそうだ。

 

 

利用者さんはどう思っているのか直接訊いたことはないが、先輩スタッフ曰く、私が入って明るくなったそうだ。

利用者さん達が私を応援してくれている、そんな感じだ。

うつ病の利用者さんも、私に対してこう言っていた。

 

「大変な仕事だけど、嫌になったりしないでね」

 

そっか、利用者さんもスタッフも私にいて欲しいと思ってくれているんだ。

月並みだけど、とにかく頑張ろう。

利用者さんにとってリハビリセンターに通うことが楽しみになるように。

まだまだ入浴の時など時間が気になり、手元の作業でいっぱいいっぱいで会話を楽しむことができていないよなと思っている。

しかし、利用者さんが温かい目で見守ってくれているのがわかる。

きっと上達したら、皆がハッピーになれる。

そう言い聞かせている。

 

 

来週からは完全に一人立ち。

本当にミスは許されなくなった。

利用者さんの命に係わることになるからだ。

送迎は運転だけではなく、車椅子を車に乗せるのも危険ポイント。

落ち着いてゆっくりやろう。

ちょうど愛が溢れている状態で、新作が書きたい。

頭の中にある構想を少しずつ形にして行くことが重要だ。

二足の草鞋を履くことは想像以上に大変かも知れない。

しかし、きっと私にはできると信じるしかない。

少しずつでも書き始めることで、新たな道が見えてくるはず。

休日の過ごし方は、それに尽きるよな。

とにかく、筋書きでもいいから書き始めることだ。

集大成はそうやって作るものでしょう。