朝起きたらすこぶる眠かった。
おまけにコーヒーを切らしていた。
そのせいなのか何なのか、一日中眠くて死ぬほど疲れた。
猛烈に暑かったのと相まって、バスを降りたら日高屋に入った。
生ビール一杯とおつまみセットやらを頼んで、十五分ほど滞在した。
よし、さっさとコーヒーを買って帰ろうと思いきや、日比谷線がまたもや人身事故。
電車が止まっていた。
結局、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗り込んで最寄り駅に着いた。
危なくコーヒーを買い忘れるところだった。
思い出したのでスーパーに入った。
コーヒーだけ買って帰ればいいのに、炭酸水やオリーブオイルやツナマヨおにぎりなどを買い込んで、いつもより大幅に遅れて帰宅。
なんだかワインを飲む余力が残っていない。
珍しく炭酸水を飲みながらこれを書いている。
ところで、これだけ身体を動かして働いている割には痩せないということに気づいてしまった。
パソコンの隣に鏡を置いてあるのだが、自分の横顔を見てゾッとした。
輪郭が全くシャープにならない。
やはりビールを飲むことによってプラマイゼロになっているのかも知れない。
そう考えると、運動のみでシェイプアップすることの難しさを痛感する。
食事もかなり気をつけているのだが、どうやら効果が無いらしい。
私は痩せたいのではなく、健康的に綺麗になりたいだけ。
職場に通って、仕事をするだけでは運動が足りてないのだろうか。
というのも、お年寄りを相手に仕事をしていると「意識」が高まる。
しかも、歩けるうちに色んなことに挑戦した方がいいだろうという気にさせられる。
例えば、登山とかウォーキング、マラソンなどだ。
せっかく登山靴を持っているので、元気なうちにせめて高尾山くらいまた登りたいものだ。
とはいえ、駅の階段を登るだけで息切れしている。
ただ、「今」を満喫するべきだと考えてしまう。
車椅子を使用している利用者さんも昔はスキーを楽しんだそうだ。
私も北海道出身なので、スキーはやったことがある。
かといって、スノーボードは一度も経験がない。
大勢の人がやっていることは遠慮してしまうタイプ。
それを天邪鬼と言うのかどうかはわからない。
「今」を全力で生きろとはよく言われていること。
しかし、無理をするという意味でもないような気がする。
若い人は無理して全力で突っ走る。
それは若いからできることでもあるのだ。
私ほどの年齢になると、無理するにも限界がある。
つまり、無理のない範囲内で充実させるように励むということか?
いやいや、日々充実していなければならないと誰が決めた?
私などは、どうしようもなく暇な休日を送ることもある。
まるで休日は充実していなければならないものとしているのは、他人だよね。
予定がない日がザラな私は、あまりにも暇すぎて自己嫌悪に陥ったりする。
読書できれば安堵に包まれるのだが、最近は難しい本を読まなければならないというような風潮もある。
それら全てのことが私にとっていかに邪魔か。
私は人と比べていないのに、他人様が私を見て見下したりするからだ。
まぁ、痛くも痒くもないし、どうでもいいのだが。
堂々と中学生でも読める本を読み、憐れと思われるほど退屈な休日を送っている。
だけど、私は毎日全力で「今」を生きている。
自分の身体やメンタルコンディションと相談しながら、精一杯生きている。
何が言いたいかって、私みたいなヤツに対して「全力で生きろ」というようなことを上から言ってくる人は私にとって邪魔な人だと気づいたという話。
誰に何を言われようが、私は私を貫いてやる。
最新のものも要らないし、これ以上情報も要らない。
自分が欲しいと思ったものは必至に追い求めるが、不必要なものはあっさり手放す。
因みに、それは薄情とは違うものである。