雨の中帰宅して、アパートの部屋で一人赤ワインを飲みながらこれを書いている。
美味い赤ワインが飲みたいし、焼肉が食べたいのだが、高い店には行きたくない。
安い店はワインが不味い。
自宅で安酒しか飲まないクセに、何を生意気なことを言っているのかと思うかも知れない。
ワインバーへ行くくらいなら、プラス千円出して良いワインを飲めと誰かに言われたような。
そんなことはどうでもいい。
仕事が一段落ついたら、私は一人でも焼肉屋へ行くぞ。
肉が私を呼んでいるのだ。
私はロックだ!ロックだ!ロックだ!と言いながら、いつもスポーツ選手を例に挙げる。
ロックは聴くものであって、ロックミュージシャンの生き方はとても真似できるものではない。
いわゆる、別次元で生きているような気がするからだ。
決して、SEX&DRAGばかりではないだろう。
コツコツと詩を書き、ビートを紡ぎ合わせているのだろう。
それなのに何故スポーツ選手なのかというと、私の頭の中ではイメージが合致するからだ。
トレーニングして、食事制限して、試合に挑むモチベーションなど私にピッタリだからだ。
内村航平選手は、私が尊敬している人の一人。
モチベーションをMAXに高めて、集中して試合に臨む。
私の中には、練習試合、予選、本番がある。
練習試合は日々の投稿そのものだ。
賞に応募したりするのが予選。
本の執筆が本番だ。
新人賞の発表などは、世界選手権みたいなもの。
内村選手は、練習試合から本番まで、どれだけ地味な練習を積み重ねているのか。
それを考えただけで、私などは涙が出て、応援したくなるものである。
スポーツに興味が無い人には申し訳ないが、私は基本的にはチームを応援するというより「個人」を応援している。
だからこそ、イチローとかカズが好きなのだ。
彼らはチームの中でプレーしていながら極めて個人的である。
私も謂わば、リハビリセンターではチームでプレーする一人だ。
しかしながら、考え方は極めて個人主義である。
自宅で体幹トレーニングをし、通勤で足を鍛え、暇さえあれば腕立て伏せをする。
様々な状況をシミュレーションし、なるべくメモに頼らず感覚で覚える。
これはスポーツ選手と共通するものがあるのではないか?
つまり、私はオリンピックやサッカーのW杯などが大好きだ。
予選を勝ち抜く戦いを見ていると、すこぶるスリルを味わうことができる。
そして自分に置き換えるのだ。
日々の投稿を書いて、賞に応募し、新人賞を取るまでの過程を想像してテンションを上げていく。
更には、一試合一試合、たとえ練習試合でも気を抜かない。
かといって、練習試合で百パーセントを出してしまえば、本番で負ける。
その辺のバランスを考えながら、日々過ごしている。
ギャンブルはやらないが勝負事が大好きな私。
頭の中ではグルグルそんなことばかり考えている。
本来、人生において勝ち負けなど存在しない。
私の場合は日々戦っているだけに過ぎない。
この世にゴールなんてものがないように、勝利の後はエンドレスな練習が待っている。
文章を書くことに関しては、私は引退なんて考えない。
しかし、介護職は定年がいわゆる一つのゴールになるだろう。
そこまで飛ばせるかどうかは私次第。
全ては日々のトレーニングに懸かっているような気がする。
簡単に言えば、自分を信じて前進するのみ。
自分で自分に拍車をかけ、自分で自分にプレッシャーを与え、自分で自分を鍛え上げるのさ。
練習試合でも負けない、本番でも負けないようにね。
ジャンルは違えど、どれもこれも共通することはあるってこと。
もっと分かり易く言うならば、自分を鍛えることこそロック。
だから私は異ジャンルで働きながらも、イマジネーションを膨らませ、スポーツ選手になり切ることができるのだ。
ロックに身を揺らしながらね。