nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

愚痴を言わないために

どうして仕事の愚痴ばかりが出るんだろう?

最近リハビリセンターで働きながら考えることがある。

私はほとんど仕事の愚痴が無い。

不満らしい不満もない。

上司はいるけれども、自分が仕事を覚えることで精一杯で上司の考え方など見えてこないし、気にもならない。

入ったばかりと言う人もいるかも知れないが、五年同じ仕事をしていても変わらない。

上司の考えまで目が届くようになったらお終い。

私の場合は辞めてしまう。

迷うまでもないかな。

だから、私にとっては難易度が高い仕事の方が長続きする。

よくいるのが最初から楽な仕事を求めて面接に行ったのに、ここの人間はダメだダメだという人達。

いやいや、そんなの最初からわかりきっているでしょう。

そういう人が集まる職場へ行ったのはあなた達でしょうに。

かといって難易度が高い仕事をしている人達が人格者かと言うとそうでもない。

このページは私の部屋だから、私の独断と偏見で言わせてもらう。

まず、なぜ人々は簡単な仕事を求めてしまうのか。

それは仕事を習得する自信が持てなかったからでしょう。

体力的に着いて行く自信がないとか、覚えられる気がしないとかね。

 

 

私の場合はこう考える。

 

「苦手分野を克服するチャンスが到来した!」

 

若い頃は苦手分野を探し、苦手分野に挑戦することで自分の得意分野を見極めていた。

遅いか早いかは個人差があるが、四十歳過ぎてからやっと得意分野が明確になった。

それは今まで苦手分野を徹底的に潰したからである。

何かと言うと、事務作業、ルーティンワーク、グループ作業。

これらを徹底的に潰すことは、私にとって開拓作業になった。

事務作業が苦手ではあるが、パソコンに向かっている。

ルーティンワークが苦手だったが、日々の投稿をルーティンとしている。

グループ作業が苦手と言いながら、介護職をしている。

 

 

やりたいことを見つけたいなら苦手分野に立ち向かってはどうだろうか?

そう考えると、今の仕事に愚痴や不満があるならチャンスと置き換えることができないだろうか?

もっと言うならば、自分の苦手分野を克服しなければ得意分野なんて見えてこないということだ。

なぜなら、器用貧乏で終わってしまう可能性があるから。

若くして、その道一本なんて人は少数派の少数派。

多くの人は、あっちへぶつかりこっちへぶつかりながら自分の道を探り当てるようにして生きている。

遠回りこそ、最大の近道。

苦手分野に挑戦するという遠回りの人生こそ、大器晩成に繋がると言っても過言ではない。

なかなか自分の道に辿り着けない人がいるとすれば、それは遠回りの最中なのだ。

たまに幾つになれば運が開けると言われる人もいるだろう。

遅咲きで、五十代、六十代になって自分の道を知る人もいるだろう。

私の場合はそれが四十代だっただけ。

遅い、遅いと思っていたが、今となっては早かった。

これ以上は遠回りすることはないし、時間がかかっても最後には大輪の花を咲かせることだろう。

なかなか咲かないから美しいのだ。

価値があるのだ。

貴重なのだ。

 

 

上手く行かない時は苦手分野に挑戦する心の余裕を持つ。

波に乗っている時は、得意分野を伸ばすチャンス。

そう、私は今、やっと待ち侘びていた波が押し寄せ始めている段階。

人生の謎が解けて、気分爽快な時。

一度わかると、どこまでもわかる。

色んなことが繋がり人生を楽しめるようになる。

一人でいても寂しくないのは、人生を楽しんでいる証拠。

寂しい想いをさせる人なんて構ってはいけない。

女を泣かせる男なんてダメでしょ!

男に泣されるくらいなら、一人だって構わないくらいの余裕が欲しい。

それが精神的自立、経済的自立。

優しい心の持ち主ほど、それらを手にするのは難しい。

何故なら、人の立場に立ってしまうから。

それらは長所であり短所でもあるからこそ、人生は味わい深い。

自己分析は身を持って経験しないと答えを見出せない。

だから面白い。