nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

ストッパーであり手綱

上野はやっぱり私を呼んでいる!

午前中から夕方まで、実に楽しく酔っ払った。

それにしても上野サイコー!

案外朝からやっている店が少なく、意外な店に入った。

店の名前も忘れてしまったが、料理がとても美味だった。

目の前で焼いてくれたベーコンエッグは私をハッピーな気分にさせた。

それに釣られるかのように電気ブランをカパカパと飲んだ。

四、五杯やっつけたところで店を移動し、泡盛をロックで飲んだ。

そりゃ酔うはずだ。

しかし、帰宅後これを書かねばならないというのがストッパーであり手綱。

泥酔からは免れた。

 

 

最近落ちていたが、なんとか持ち越したようだ。

大したことは何一つないのだが、些細なことがきっかけでどこまでも落ちるクセがある。

立ち直りも早いが、落ちる時は極端に落ちるので、大掛かりなことにならなくて良かったと思っている。

上野では、何故私が落ちたかについての話になった。

 

「本当に些細なことが重なっただけなんですよ」

「どうやらそうみたいだね」

 

そう、古くからの友達である。

私がSNSを始めたばかりの頃、結婚離婚を経験するずっと前からの友達だ。

つまり、私がアップする文章については全て読んでいると言っても過言ではない。

一通りを知っている人であるのは間違いない。

ただ、多くを語らなかった。

共感と理解を示してくれたものの、アドバイス的なことは何もなかった。

まぁ、私としては話を聴いてくれるだけで安心するのだが。

芸能人がたまに自害して「鬱」だなんだと騒がれたりする。

私からすると些細なことが重なっただけのような気がしてならない。

だってすこぶるポジティブな私でさえ「消えたい」とまで追いつめられるのだから。

 

 

彼ら彼女らはペットと一緒に暮らしている人が多いそうだ。

自宅に帰ってまで人間と関わり合いたくないと思っているのかも知れない。

私はというと、動物ではなく人間の温もりを求めている節がある。

家に帰って誰かいたら最高だなと思うことがある。

職場の先輩は家族と暮していて、よく息子さんと飲みに行くようだ。

そういう話を聴くといいなと思ったりするが、一人も悪くない。

ましてや、私にはこの文章を書くという「ジョブ」があるから、誰かがいることは時として煩わしい。

結局はないものねだりなのかも知れない。

まぁ、家族は間違いなくストッパーであり手綱になる。

 

 

これは以前にもここで書いたことだが、守るものがあった方が人間は強くなれるのかも知れない。

それは決して家族とは限らない。

物書きの人なら、読者の方々かも知れない。

私には家族がいないので、読者の方々に守られて生きているように思う。

便利な世の中で、こうして文章をアップするとコメントを戴けたりする。

それがかなりのストッパーになっていることは事実。

よからぬ方向へ行こうとする私の手綱になってくれているのだ。

私は決して強くない。

かといって、弱くもない。

自分を立て直す力があると云うのはある意味強さである。

何かを乗り越える度に自分に感心してきた。

ところが、今回のように大したことではないのに些細なことの積み重ねで落ちたりする。

すると、やっぱ脆いなと感じてしまう。

その繰り返し。

 

 

先日も書いたが、ここは「人前」、プライベートではない。

しかし私はプライベートなことをここに書くので、プライベートも「人前」の内に入る。

そう考えた時、プライベートで変なことはできなくなる。

嘘は付けなくなる。

もっと言うならば、ここに書けないことはしなくなる。

つまりここに文章をアップするということはそれだけでストッパーであり手綱になってくれているというわけだ。

それくらいの意識があってもいいように思う。

そう、仕事もプライベートも私だけのものではない。

その意識さえあれば、キャラを崩すような裏切り行為はできないだろう。

だって、私の味方がいるのはここだけなのだから。

それは肝に銘じて生きて行く。

自由が奪われたとかそういう話ではない。

自由は自由。

私の自由。

ただ、嘘のない文章が書きたいだけ。