写真は撮らなかったが、近所のくら寿司で「ウニ軍艦」を食べて帰ってきたところである。
食べ過ぎて睡魔に襲われている。
先ほどまで『もち吉の願い』の執筆をしていた。
友達に見てもらったら、面白いとのことなので、この調子で進めていこうと思っている。
夜はイベントに参加するので、それまでにこれを書き終えなければならぬ。
シャワーも浴びたいので、ちょっと駆け足で書こう。
『もち吉の願い』に関しては、とても面白い小説になりそうだ。事実に基づいたフィクション。
あくまでも私小説になる。
そもそも、この小説は『もち吉』が主人公。
もち吉やそれに纏わる登場人物の心理描写が半端ないので楽しみにしていて欲しい。
生まれ持った繊細さは、プライベートで出すのではなく、作品の中だけで発揮したい。
プライベートで繊細さを出すのは、なかなか辛いものがある。
ヘビーだ。
しかし、ヘビーなプライベートから作品は生まれると言っても過言ではない。
作品のためならヘビーなプライベートに耐えなければならない。
特に因果関係はないが、執筆に疲れたので『ドアーズ』を聴きながらこれを書いている。
キーの高いオルガンの音が、私の頭に突き刺さる。
そしてジムモリソンの歌声がハートをぶち破る。
初めて聴いたのは中学生の頃。
あれから三十年近く経っているのに色褪せることがないなんてね。
平日は介護の仕事をして、日曜日・祝日は『もち吉の願い』を書くという生活が来年の秋まで続くだろう。
一人でふらふらと出掛け、酒を飲んだりメシを食べたりするという優雅な生活。
たまにふと思うことがある。
なぜ、私は一人なんだろうってね。
色んな人がいたはずなのに、皆離れて行った。
そう、どちらからともなく。
村上龍曰く、自分の歩く道さえ決めればチャンスは必ずやってくるとのこと。
そう考えると、一人でいることにはちゃんとした意味があるはずなのだ。
自分の可能性を最大限に広げるためには一人でストイックに生きろと天は言う。
ただ、私の中にある寂しがり屋精神がなかなか「yes」とは言ってくれない。
ただそれだけの話。
概ね、道は決まっていて、運命も定まっている。
それに対し、どこまで素直に天に従えるかだ。
シンプルイズベストとはこのこと。
あれもこれも精神が一番失敗する。
天が指し示すものはただ一つ。
それをひたすら希望にして歩めばまず間違いはないだろう。
天の指し示しがわからない人は、体当たりが足りないのかも知れない。
もしくは複雑に考えすぎているのではないだろうか。
とはいえ、私はこの歳まで何一つ成し遂げてはいない。
それは一体なぜなのか考えてみた。
答えは一つ。
男にすがり、男を求め、男に期待していたからだと思っている。
わかっているのに、私って女はどうして「そっち」へ行ってしまうのか。
しかし、ここからは大事な時期。
一人で生きて行けるほど強くはないと思いながら、四十二年間ほぼ一人だったじゃないか。
孤独と友達になれば、何か一つくらい成し遂げられるかも知れない。
私は逃げているのだろうか?
私のことを愛していた人も、今となっては愛さなくなった。
何も言わず消えて行った。
ジムモリソンが『ジ・エンド』を歌っている。
全てを象徴するかのように。
どんなに逃げていると言われようが、一つ成し遂げれば示しがつく。
私の中の決断とは、相手のことが嫌になったとかいう短絡的なものではない。
自分の道を自分で切り拓くための覚悟である。
ここまで書けば、もう答えは出たようなもの。
逃げると言っても「そっち」や「あっち」ではなく、『もち吉の願い』に逃げる。
逃げることと潔い決断は似て非なるもの。
決断しなければ、逃げ道を歩くことだってできないって話。
さぁ、とにかくパソコンに向かうことにしよう。
私は逃げても自分に負けることはしない。
さてさて、行こう。
次のステージへ。