nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

信頼の神

急遽予定が入って、友達に会いに行ってきた。

久々に会ったのでとても楽しかった。

豚肉と卵ときくらげの炒め物のランチを食べてきた。

リハビリセンターでは絶対に出ないような食事だったので、とても満足できた。

当たり前だが、少々飲んできた。

火曜日は仕事なので、急いでこれを書くことにする。

友達とは女子トークで盛り上がった。

そうそう簡単には人に言えないような話の暴露大会みたいだった。

あ~、スッキリした!

清々しい気持ちである。

やはり最低でも月に一度や二度は多少金を使っても友達に会って色々話すべきだと思った。

帰りに、新しくできた店で職場のスタッフへのお土産と誕生日プレゼントを買った。

渡すのが楽しみだ。

え?何を買ったかって?

誕生日プレゼントは焼肉のたれと喜多方ラーメン

唯一の女性スタッフへは、いつももらいっ放しなので「レモン塩」。

肉や野菜や豆腐にかけても美味しいんだってさ。

喜んでくれるといいのだが。

 

 

急遽だったので手ぶらで行ったが、友達は私に差し入れを持ってきてくれた。

日頃料理をしない私のためにと考えて買ってくれたようだ。

やはりプレゼントというものは、する側もされる側もハッピーになれるものだ。

無精な私は、いつも戴いてばかりでお返しらしいお返しが出来ていない。

だから帰りに職場のスタッフにプレゼントを買えて、なんとなく気持ちが温かくなった。

スタッフの喜ぶ顔が見たくなった。

そして、こう思ったのだ。

私って、信頼から入り、人の良いところばかり見るクセがあるので、嫌な部分が全く見えない。

そもそも介護士に悪いヤツなんていないんじゃないかという思い込みがあるため、全員が素晴らしい人間に見えてしまう。

つまり警戒心がゼロの状態なわけだ。

どこの職場に行ってもそう。

最初は皆が天使に見える。

しばらく経たないと嫌な部分が見えてこない。

それで、見えた時には最後。

今まで天使だった人達の笑顔が歪んで行くのを見られるほど私の心は強くできていない。

傷つき、失望し、その場を離れ住む場所すら変えてしまってきた。

 

 

結局、私って介護の仕事が好きだと云うより、スタッフ全員のことが好きなんだと思った。

そして、ここのスタッフ全員が揃いも揃って私のことが大好きなんだと思い込んでいる。

私って幸せ者でしかない。

人を恨むという概念が薄いので、苦しい感情で悩むこともない。

今、一番怖いのは新人が入ってくること。

私が何もかも教えなければならなくなるからだ。

先輩の立場になった時、私はどこまで正確なことを教えてあげられるのだろうか。

 

 

とにもかくにも、最近は仕事を覚え身体も慣れてきて楽しくて仕方がない。

ヤバ、こんなに楽しくていいのか?

マジで傷つくのが怖いんですけど。

だけど、私は最後の最後まで仲間を信じることに決めた。

いや、そうやってしか生きられない性分なのである。

人を疑ってかかるより、真正面から信じた方が気持ちがいいと思うのは私だけ?

自分のことを信じてくれている人のことはそうそう簡単には裏切れないものだと思うのは、私がクソ真面目だからだろうか。

いやいや、これも不器用さの表れかも知れない。

それでもいい。

清々しいじゃないか。

 

 

こうして色んな局面で痛い目に遭ってきた私だが、それを良しとしているのもこの私。

人間は幾つになっても、その場のアイドルになれる。

そこに年齢という壁は存在しない。

唯一必要なものは「信頼の神」である。

無垢な心は平穏をもたらし、周りをも穏やかにしてしまう。

こちらが無垢であれば、歪んだ相手には「恥」を与える。

自分の心が醜ければ醜いほど恥の概念に囚われ苦しむのが見えるようだ。

傷つく覚悟さえ決めてしまえばいい。

蓮の花は、泥に塗れることなく清く美しく咲く。

だからこそ、価値があるのだ。