nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

二足の草鞋を履く

布団に潜ってみたが眠れそうにない。

起きて赤ワインをチビチビと飲みながらパソコンに向かっている。

先日チバユウスケの夢を見たのでミッシェルガンエレファントを鳴らしている。

何年も聴いているがどうして色褪せないのだろう。

永遠に聴いていられそうだ。

赤ワインも永遠に飲んでいられそうだが、一定量を超えるとやはり酔うようだ。

日に日に少しずつ量が増えてきているようなので、控えなきゃと思いながらも、控えたところで何になるんだという気持ちもある。

細かいことを気にするより、好きなものをたらふく飲んで食べた方が生きている心地がする。

どうせ私みたいなヤツは長生きできないんだから。

とか何とか言って、いつまでも生きていたりして。

俺よりは、私よりは先に死ぬな!と言われることもあるが、こればかりは神のみぞ知る。

父さんよりは長生きしたいとは思うが。

 

 

赤ワインを飲み干してしまって、買いに行こうかどうしようか迷っている。

中華食堂へ行き、瓶ビールを飲むというのも一つ。

気晴らしになるかも知れないが、根詰めることなど何もしていないじゃないかと自分を恥じる。

ここ最近忙しくて、新作『もち吉の願い』の執筆もスローペース。

そもそも毎日投稿を書くことすら辛いと感じてしまう。

寝不足覚悟で書き上げても、翌々日くらいには一気にダウンする。

そして二、三日死んだようになっている。

毎日書くのを止めます!って言うのは簡単なようで難しい。

もう少し粘ってみようか。

二足の草鞋を履くと簡単に言ってみたものの、実際はとてもヘビーだ。

勤めに出ているのでサボるわけにはいかない。

犠牲になるのは「書く」ということ。

そもそも「書く」生活を支えるために介護職をしているので、本末転倒だ。

かといってシフトを減らせば給料が減るわけで。

「書く」ことは頭脳労働、「介護職」は肉体労働、労働の後の労働はやはりキツイものがある。

そう思うのと同時に、一体どこの誰がこの激務をこなしているのかと思うと、誰にも負けていない気分にもなる。

ただし、身体を壊してはそれこそ本末転倒。

酒と眠剤の量を上手くコントロールする必要もある。

どちらも飲みすぎはダメだが、飲まなきゃ寝られない。

うたた寝では疲れは取れないしね。

 

 

介護職をやりながら執筆活動をしている方がネタに困らないじゃないかと言われることもある。

しかし、それは他人事と云うものだ。

確かにネタには困らなくても、思考回路が停止するほど疲れていては何も書けないのだ。

いっそのこと、夜勤専属の介護士にでもなりたいくらいだ。

五時にアップしてそれから寝ればいいのだから。

夜勤をやっていれば、それなりに稼げるから。

私みたいに、日勤専属残業なしでは稼げる金額はたかが知れている。

身体を休めたいと思えば、貧乏を覚悟しなくてはならない。

私はタバコやら酒やら、金の掛かる女。

毎月最低でもこれだけは稼ぎたいというのがある。

いやいや、二足の草鞋も楽じゃない。

天は私が大空を羽ばたくための最終手段として介護職を差し出した。

バースデーの『さみしがり屋のブラッディーマネー』という曲がめちゃくちゃカッコいい。

この手のロックを聴いているとやる気が漲って、勝負に出たくなる。

まぁ、新人賞発表までは続けると決めたことだから頑張るしかない。

書きたい欲だけはある。

 

 

私の友はこんなことをよく言う。

 

「人様は、自分のことなど大して思ってはくれていないのだよ」

 

だから人に期待してはならないということだ。

「皆」が楽しみに待ってくれているなどあり得ない。

ただ、最近読んでくれる人が減ってきたような感じがする。

気のせいか?

やはり毎日ビシッとした文章を書かないと、減って行くのかも知れない。

世間って厳しいね。

二足の草鞋を履くのも楽じゃない。