整骨院へ行ってきた。
外は見事な青空。
マッサージしてもらって身体も楽になったので、気分まで良かった。
ちょっと散歩でもしようかと思いフラフラしていると、蕎麦屋さんを発見。
蕎麦かぁ、こってり醤油ラーメンも捨て難いけど、蕎麦もいいかも知れない。
そう思って入り口にあるショーケースを眺めていた。
なんとオール千円以上。
ビールも頼んだら結構な金額になるなぁと思って諦めてスーパーへ行った。
迷わず、麺コーナーへ行った。
あれ?高い。
まだ正月価格なのかと思うほどだった。
仕方がないからレンジでチンするだけのかき揚げそばを買った。
余った金で缶ビールとハイボール。
軽く酔ったところで、モッズを聴きながら部屋の片づけを始めてしまった。
約四十五リットル六袋分の要らない服を処分した。
約一年前に引越しで処分したはずなのに、この一年間で着なかったものはゴミとなった。
ふ~、疲れたよ。
誰にも邪魔されないぞスタイルは自信持っていいのだと友達から言われた。
モッズも頭脳警察もプロデューサーなんていなかったらしい。
それが最大の励みになっている。
私はあまり作家の影響などは受けず、ミュージシャンを目標にしている。
どうも作家に憧れを持てないおかしなヤツなのだ。
華やかさもないし、カリスマ性も感じられない。
職業は?
そう訊かれるのが最近とても嫌だ。
まぁ、ただ単に無職であることには変わりがない。
なんとか生活しているだけで、介護職も辞めてしまったし、文章を書いているだけの人間である。
それでも、人々はたまにこう言うのである。
「あ、作家さんだったのですね」
それに対して反論しても話が長くなるのでしない。
心の中では、作家とは、恐らく私のことではないと思っているのだが。
じゃあアンタは何なのだ?
そう言われると、たぶんこう言うのが正解だと思う。
蓮ワールドのオーナーであり、『office REN』の代表ですとね。
具体的に何をやっているのかと訊かれれば、本を作っていると答える。
ただ、本を書いたり作ったりすることは私にとっては当たり前すぎて、名乗るほどのことでもない。
しかも、それらは決して格好がいいものではない。
非常に地味な生活を送っている。
ミュージシャンなどは、その地味な生活すら格好がいい。
カップラーメンしか食べられないとか、普通のビールが買えないとか、貧しさすら様になる。
私は格好のいい作家という人を見たことがない。
実際には大勢いるのだろうが、格好の悪い作家しか知らない。
だから憧れられないのである。
チバユウスケに対する憧れのようなものは、到底湧いてこないのだ。
だから私は生まれ変わったらミュージシャンになりたいと願っている。
勿論、ボーカリスト。
作詞作曲は自分でやる。
そして皆が憧れるようなルックスとカリスマ性を持ち、『ロック界の詩人』などと言われるようになる。
楽曲は全てオリジナル。
まぁ、妬まれるだろうが、くたばらないぜ!
武道館ライブがやれたら最高だ。
とはいえ、めちゃくちゃ売れるのではなく、ファンの中だけで支持されているような、そんなミュージシャンを目指す。
ミュージシャンになれなかったらスポーツ選手でもいいが、現役生活が短く、その後キャスターになんてなりたくないからな。
やはりミュージシャンに限る。
できれば、男に生まれ変わりたい。
まぁ、今世ではミュージシャンにはなれなかったので、これから作家とやらになってやってもいい。
しかし、どうせなるなら格好がいい作家になる。
蓮’sbarを経営し『office REN』をでかくしてやる。
車に乗ることがあったらジムニーに決まっている。
ミリオンセラーなんてならなくてもいい。
ファンの方々が「うなる」本を書ければそれに越したことはない。