nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

臆病さを消してやれ

とあることに気づいてしまった。

サントリーの角ハイボールの『濃いめ』を飲むと、ハイになるということだ。

恐らく一缶で十分だ。

気持ち悪くなったり、だるくなったりせず、ハイになる。

これぞ正しい飲み方だ。

たった数十円ケチってトリスハイボールを飲むと、私の場合悪酔いするようだ。

最近、それほど量は飲まないので、質のいいものを求めている。

ビールも発泡酒は飲まないし、高くて買えないのならワインも飲まない。

サントリーの角ハイボール『濃いめ』で十分満足できる。

居酒屋へ行っても角ハイボールを頼めば、具合悪くならないだろう。

どうせ金を使って飲むのなら、気分よくなりたいものだ。

 

 

もう一つ気づいたことがある。

私は身体にいいとされているものがあまり好きではない。

野菜、根菜、豆類、果物はほぼ食べない。

例えば、お弁当に入っていれば食べるが、わざわざ買うことはないし料理もしない。

肉、魚、豆腐、卵、海藻なら食べる。

ところが、やはり身体にいいと言われているものを積極的に食べたほうが身体の調子が良いことに気づいた。

それは、居酒屋で出てくる『お通し』と、お弁当に入っている『副菜』のお陰だ。

かといって、自分でひじき煮やフキの煮物など作ることは絶対にない。

やはり、たまには居酒屋へ行った方がいい。

 

 

そうやって酒だの居酒屋だの言っているということは、ストレスと大きく関係している。

一度止やめたはずの酒に手を出すなんて、やはり私はやめられない。

習慣って馬鹿にできない。

そんな私を止める人もいない。

じっとしていられない質。

気持ちが安定しない。

実は人懐っこい。

それだけではない。

何でも加減を知らず、楽しいことが大好き。

作品のためというのは言い訳か?

決して依存ではない。

楽しいことの概念は人それぞれ。

一人で居酒屋へ行っても十分楽しめる。

自宅に一人でいるよりは、よっぽどマシ。

あんなに憧れた一人での生活。

時間を忘れて空き缶を山積みにしてやりたかった。

結局手に入ったものは色褪せて行き、遥か遠い存在のものは眩しく見える。

だから北千住を制覇すれば、飽きるかも知れない。

だったら本気で制覇してやろうか。

路地裏一軒一軒潰して行こうか。

 

 

ニール・ヤングのライブCDを聴いている。

影響を受けやすい私は、何故か気持ちの高ぶりを抑えられない。

『WELD』というアルバムは、ずっとジムニーの中で流していたもの。

ほらね、手放したくせに、遠い存在になると運転したくなる。

北国を出たくせに、埼玉県にいると雪が恋しくなる。

東京に近い街だから、ネオンがなくたっていいやと思うのだろう。

つまり、こういうのをないものねだりと言うのではないか?

そう、私はないものねだり。

あぁ、一体どこに身を置けば満足する?

やはりここを拠点とし、色んなところを旅するしかないかも知れない。

日本を制覇したら、次は海外へ興味関心が行くのだろうか。

もう転々とするのは懲りごりだ。

放浪者はどこへ行っても放浪者。

飲兵衛が、どの街へ行っても居酒屋を探すようにね。

そんな私を包み込める人はいるのだろうか。

大空を羽ばたいでおいでと言ってくれる人。

何だかんだで人間好きな私には、やっぱりそういう人が必要だ。

しかし、孤高を気取っているのは大切な人との別れの残酷さを知っているから。

私に怖いものなどないはずなのに。

果てから果てまで行っても、きっと見つからない。

だからこそ現れたら貴重だ。

唯一怖いことと言えば、相手にのめり込むこと。

そして、その人なしでは生きていけなくなること。

きっと一人が楽なのは、幸せではない分傷つくこともないから。

酒を愛するように誰かを愛するなんて、怖い。

さぁ、ボリュームを上げよう。

臆病さを消してやれ。