nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

御嶽山に呼ばれて

御嶽山最高〜!

寒いけど、風がないので耐えることができている。

最近ストレスが溜まり気味だったので、かなり発散することができた。

新宿から約一時間半、あっという間に八王子、福生、御嶽と来た。

仲間同士で電車の中で話していたから早かったのだろう。

御嶽山に着いたのが約十時頃だっかな?

色々歩いて、宿坊に着いてから、天命についてのワークをした。

めちゃくちゃ腹ぺこだったので、ランチが最高に美味かった。

一番美味かったのが刺身こんにゃくだ。

ゆずの香りがして、臭みもなく、どれだけでも食べられそうな気がした。

苦手な里芋も、残さず完食できた。

我儘な私としては珍しいことである。

里芋なのにぬめりがなかったからかも知れない。

本当はビールが飲みたかったが、夜まで待たなきゃ。

ここでビールを飲んでしまえば、その後三百段の階段を登る気にはなれなかっただろう。

だから、我慢して良かった。

 

 

 

そもそも、私は集団行動が大の苦手。

また、初対面も苦手だ。

それなのに、今回は皆様のお心遣いもあって、時間と共に馴染んでいく感覚があった。

山にも登って、宿に着いたら、心の静寂が訪れた。

家族とは言わないにしても、一夜を過ごす仲間達に愛着が湧き始め、順応性の高い自分に驚いた。

野宿など、散々経験してきた私だから、どこへ行っても大丈夫そうな気がした。

来週から始まる新しい職場でも、きっと上手くやって行くだろう。

実は少々身構えていた。

今回の旅行も、新しい職場も。

だけど、何の問題もないことに思えた。

もしかしたら、はるばる御嶽山まで来た私を神が歓迎し、そして世に送り出してくれるのかも知れない。

介護職で無理をしていた私に怪我を負わせて、引き摺り下ろした神。

三ヶ月の療養を経て、コールセンターの仕事を叩きつけた神。

 

 

 

仲間も言っていたが、私は金がなきゃ働きに出るガッツがあるからいいのだと。

あの仕事はできません、などということは決して言わない。

あらゆるジャンルの職業を経験済みなので、どれを取っても苦手意識がない。

コールセンターの仕事は、唯一苦手とする複雑な事務作業がない。

電話で営業するだけである。

考えようによっては、これほどわかりやすい仕事はない。

 

 

 

ここまで書いて思ったが、この旅行と新しい職場はセットなのだと思った。

謂わば、旅行は就職祝いみたいなものだ。

ヤバ、皆に感謝しなくては。

たまには、池袋に泊まった方がいいどのアドバイスも戴いた。

何故なら片道一時間半、往復三時間だからだ。

池袋駅近辺のビジネスホテルに泊まって、ゆっくりパソコンに向かい、ゆっくり寝る日があっても、それは必要経費だという話。

私も同じことを考えていたので、背中を押してもらえて良かった。

月に一度くらいそんな日があってもバチは当たらない。

とにかく無理しないように、たまに自分を解放させてやらなくては。

 

 

 

宿の中はやはり山の上なので、寒い。

私は夕食が始まる前の一時間を利用してこれを書いている。

隣では、仲間が仮眠を取っているので、極めて静かな空間にいる。

喫煙所が外なのだが、寒いからあまり行かないだろう。

これから夕食が始まり、その後ライブ配信を行う。

樽酒やワインを持ってきてくれた人がいて、それらを飲ませて頂くことをとても楽しみにしている。

やはり居酒屋へ何度も通うより、一泊旅行を共にする方が打ち解けられるのかも知れない。

思い切って、御嶽山まで来て本当に良かった。

風呂も入りたいのだが、夕食後にゆっくりと入ることにする。

さて、待ちに待った酒だ。

二日酔いで一日を過ごすことだけは避けたいので、飲みすぎないようにしなくては。

また、月曜日からは仕事なので、羽目を外しすぎないように気をつける。

それにしても、山の上って何故こんなに静かなのだろうか。

時間よ止まれとは言わないが、あと三日間くらいいるのも悪くはないと思った。