初仕事を終え、帰りの電車の中でこれを書いている。
初日からチームの一員として扱ってもらっている感じがした。
年齢的なものか、経験者だからか、リーダー的存在になっていて、期待値が大きいことが窺える。
期待されればされるほど燃えるタイプなので、居心地が良い。
化粧品販売をしているのだが、感化されやすい私はお試し商品を注文してしまったほどだ。
散財しないように気をつけなくちゃ。
少しでもいいから綺麗になりたいと思っている私などは絶好のカモ。
某有名な製薬会社の商品だったので、安心して注文した。
届くのが楽しみだ。
このように私みたいなお客様が沢山いればいいわけだ。
俄然燃える私、単純にできている。
しかし、世の中は単純ではない。
今忙しいと電話を切られることがほとんどだ。
それでもめげずにひたすら電話。
慣れてくるとモニターの前で満面の笑みになっている自分に気づく。
こうやって少しずつ成長して行くのだろう。
前にも書いたが、凄い順応性。
これで長続きするようになったら無敵である。
人に教えられるようになったら、尚、無敵。
金に困ることとはもう無縁になるかも知れない。
私って書くこと以外何もできなかったはずだ。
ところがまさかの得意分野発見。
人生楽しみになってきた。
とはいえ、私はあくまでも物書きとしての飛躍を目指す。
コールセンターは、生活のためである。
自分の天命は忘れない。
介護職を辞めた私に神が救いの手を差し伸べてくれたのだ。
つまり、生活が安定すればコールセンターを辞める時が来るということだ。
次のステージが待っている。
それもまた楽しみ。
あれだけ雇われることを避けていたのに、やってみればなんだってできるじゃないか。
そう考えると、できないことなんてこの世にはないような錯覚に陥る。
まずはやってみること。
そしてできるようになるまで辞めないことだ。
営業は苦手だったのだが、私にもできる。
十時間拘束は長いが、これも慣れることだろう。
唯一困っていることは、飯である。
遅い時間に食べたくないので、またもや立ち食い蕎麦屋に寄った。
夜にラーメンは重たいし、居酒屋に寄る時間はないし。
せっかくの池袋なのだが、寄り道することもなさそうだ。
それより何より仕事から解放されたら文章を書かなくては。
御嶽山から引き続き、天との対話は続く。
天は私に『安定収入』を差し出してくれたが、私が本当に求めているものはどのタイミングで差し出してくれるのだろうか。
新人賞受賞で運命は決まると思っているので、夏までの勝負。
それにしてもこの時期の満員電車は酒臭くて参るよ。
決して人のことは言えないが、酔っ払いだらけの車内は息苦しい。
シラフで酔っ払いを観察していると、あぁはなりたくないなどと思ってしまう。
ネオンは要らないなどと生意気なことを考えたこともあるが、私には必要なのかも知れない。
蓮’s barはどの街でやることになるのだろうか。
そこまで具現化しないと気が済まない。
何故なら、そうでもしないと実現しないからだ。
どの街の何ビルの何階のテナントを借りたいとまで想像したい。
そのためにはやはり色んな街へ行くことが大事。
つまり、勉強のためには多少は街に金を落とさなきゃならないということだ。
そうやって言い訳をしながら、少しずつ池袋にも馴染んで行くことだろう。
終いには、第二のホームグラウンドになってたりして。
都会に住むサラリーマンの孤独が少しだけわかる。
友達と電話したりできないし、携帯電話もなかなか見れないし、帰っても寝るだけの生活で。
何となく仲間達とも離れてしまうようなそんな気がした。
そうは思いたくないので、必死になってこれを書いている。
発信し続ける限り皆に届くと信じたいから。
ここまで書いて、最寄り駅に着いた。