nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

全てのことに意味がある

ラーメン屋でハイボールとチャーシューで一杯やろうと思ったのだが、行列ができていたのと、ここのチャーシューが不味かったのを思い出してやめた。

それで仕方がないから向かいの回転寿司に入った。

なんとキャンペーンでハイボールが二百六十円!

ラッキー!

五皿食べてやった。

カウンターの端っこの席でチビチビ飲みながら、仕事のことを考えていた。

現場が決まることが遅すぎる件について、何故私はキレないのだろうと。

こういうところが大人になったのかも知れない。

昔は沸点が低く、ことあるごとにキレていた。

特に筋の通らないことには容赦なかった。

ところがキレて良かった試しがない。

確かに筋は通っていても、私が損することがほとんどだった。

それをわかっているから、今の会社にも温厚に大人対応しているのだろう。

仕事が無くなっては困るからだ。

嫌や〜、こうやって社会人に染まって行くのだろうか。

私が私じゃなくなるみたいで嫌だけど、計算抜きに穏やかな自分がいてびびる。

 

 

回転寿司では、生まれて初めて生しらすを食べたが、大して美味いものでもなかった。

炙りイワシも大したことないし、炙りサーモンもダメ。

アジもダメ。

ただ、一番安い普通のサーモンが最も美味かった気がする。

まぁ、回転寿司なんてそんなものだろう。

ラーメン屋でチャーシュー食べるよりは満腹になった。

チャーシューの方が話のネタにはなるけどね。

 

 

仕事では珍しくミスの連発。

私より二十歳以上若い上司に注意されまくりながらも、大人な私はここでも不機嫌になったりしない。

反省を次に活かすべく、明日からまた頑張りますと言った。

だが、流石にミスが多すぎて、凹んだのは事実。

クレーム対応の事務処理作業でのミスである。

仕事って奥が深いなぁと感じた。

管理者研修があったのだが、私は最近ミスが多いとのことで参加させてもらえなかった。

そう簡単に管理者になろうなんて甘いし、私は事務処理が苦手だからなれないかも知れない。

とはいえ、コツコツ諦めずに、目の前の仕事をしようと思う。

永遠のコマでもいい。

それくらいの気持ちでいた方が、会社を恨まないで済む。

どうせ会社に勤めるなら、管理者くらいになりたいものだ。

だけど、そう甘くはないなと感じた。

特にクレーム対応は営業ではない。

数字を上げることより、的確さが問われる。

凹まず、頑張るしかない。

やっぱ、神は、私に試練を与えている。

得意分野の対面販売ではなく、苦手分野のクレーム処理をするように仕向けたのだろう。

全てのことに意味がある。

 

 

もしかしたら人間はミスをした時こそ真価が問われるのではないか?

不貞腐れたり言い訳したりせず、素直に謝るものの、前向きな姿勢を見せる。

考えたら、上司は全員が年下。

私に注意もしづらいだろうに。

やはり大人対応が求められるのだと思う。

これがクソガキなら、ひと悶着あるだろう。

俺がそんなミスするわけないとか、あたかもミスはたまたまだったような言い訳をするだろう。

私はその辺、もう大人だからな。

 

 

にこやかな顔で、反省をする。

振りではなく、心から反省し、二度と同じ失敗は繰り返さないと誓う。

心の中でどんなに悔しくても、それを見せてはならないのだ。

そう考えたら、私は一回りも二回りも大人になるためにこの職場にいるのかも知れない。

ポジティブに考えたら、現場がなかなか決まらないことも良かったのかも知れない。

まだまだコールセンターで学び足りないものがあったということだ。

ドコモの対面販売で生き生きとするのはまだ早いのかも知れない。

せっかく社会に出るのだから、学びに繋がった方がいい。

何かにつけて試されているような気がする。

しかし、その感覚は決して嫌いではない。

きっと全てのことには意味がある。