nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

ストイックでいるには

休みの日だったんで、ロックを聴いている。

落ちまくっていたテンションを少しでも回復させるため。

さっきまでとある方と面談させて頂いていた。

陰で私を支えてくれている一人でもある。

かなり久々。

何故かって私がクソ忙しかったからだ。

時間的にも精神的にも余裕がなかった。

流石にご無沙汰しすぎたせいか、

担当の方が声をかけてくださった。

数ヶ月振りにズームでお会いした。

 

「最近私、何もしていないんですよ。仕事と書くことに忙しくて」

「え?蓮さん、めちゃくちゃ動きまくっているじゃないですか」

 

ん?

私って、仕事と書くことしかしていないけど…。

 

「いやいや、蓮さん、一番難しいのは継続ですよ!」

「あ、私、継続だけはやって来れました。どんなに忙しくても疲れていても書くことはルーティンですから」

 

そうそう、継続が一番難しんだぞ!

ってことは以前書いた記憶がある。

この三年間くらいひたすら伸び悩んでいるが、維持はしている。

何故ならサボる日がないし、

止まった瞬間全てが終わると知っているからだ。

だから私はコールセンターで働きながらも走り続けている。

コールセンターの仕事は、

蓮さんにとって必要不可欠なものだったのでは?と言われた。

毎日金をもらいながら十時間拘束されて、

営業スキルを叩き込まれている。

毎日何百人って云う人に営業電話を掛ける。

そしてノルマと闘う。

月間平均一日六件のノルマをこなさなければ、交通費が出ない。

私はまだ一度も交通費をもらったことがない。

それだけ一日六件のノルマのハードルは高いということになる。

しかし、このまま行けば今月は初の交通費支給がありそうだ。

インセンティブをもらうには、

月間平均一日八件取らなければならない。

このコールセンターで働くようになって、

契約件数ゼロだった日も沢山あった。

それが今となっては、

あらゆるパターンを突破する術を持っている。

何より、人間に対するビクビクする恐怖心が消えた。

 

「そうです、そうですよ蓮さん。最高の現場で鍛えられているんです」

「確かにそうですよね、いい人だけを待っていたら一日六件は取れませんから」

 

何を鍛えているってメンタル以外の何ものでもない。

彼は言う、

 

「何もしていなんて自分が可哀想、継続が一番難しいんです」

 

そして続けた。

 

「だから自信持ってください!!」

 

 

人間はたった一日三十分の継続すら難しいそうだ。

今日はいいや、明日やろう、無理しちゃいけない、等々。

私の場合は、通勤の往復約三時間は

完全にルーティンをこなす時間になっている。

帰宅したら、翌日の投稿の準備。

メシ、風呂、寝る、それ以外は書く。

一つのことを継続させるのに大事なことは集中力である。

そして、他の一切のことに興味関心を持たないことだ。

これは、とてつもなく大事なことだが難しい。

殆ど他人と関わりを持たない私だからこそできることだと思う。

多くの人は、自分如きより大事なものを持っている。

家族、恋人、ペット、友、仲間、同僚、仕事、趣味…。

私の場合は、コールセンターの仕事より投稿を書くことが大事。

その次にコールセンターの仕事が大事。

休みが合えば、友達に会ったり電話したりするだけ。

投稿書くのを休んでまで誰かに会うことはない。

会うとしたら、書いてから会う。

会う前に書けなかったら、

飲む酒の量をセーブして帰ってから書く。

夜通しなんてことはないし、

目覚ましは二度寝しようが寝不足だろうが早朝と決まっている。

大事な彼氏でもできたら変わるのか?

子供がいたらテメェのことにはストイックになれないとわかっていたから、今こうして一人で生きる道を選んだ。

何者にもなれなくても死ぬまでストイックでいられたら、それはそれで一つの『納得』かも知れないな。