電車の中で元ホストとLINEしてたら乗り過ごした。
三月がなんとか無事に終わって、振り返ってみたら一五〇万円を売り上げることができた。
これがどれだけ凄い数字かは、人と比べるとわかる。
元ホストが二三〇万円、先輩が二百万円、私が一五〇万円。
上には上がいるが、なんとかして恥ずかしくはない数字が出せた。
しかし、四月からの新人教育や、再販獲得、更なるノルマとの闘いで気が重いよ。
最も気が重いのは、新人教育である。
若い女の指導なんて、吐き気がする。
でも、これは私に課せられた任務。
会社員である以上、やらねばならぬ。
でもさ、前にも書いたが、女達のリーダーとか吐き気がする。
マジで社長って私のこと何もわかっていない。
いや、違う。
わかっているのに、自分の理想にハメようとしているのだ。
ウザすぎる。
モヤモヤしているから、元ホストに全部曝け出した。
そしたら、私を弁護してくれた。
私は元ホストの期待に応えられないことが何より辛いと言った。
そしたら、蓮ちゃんのことはわかっているからと言っていた。
全部言って安心したら眠たくなった。