とにかく暇じゃ!
休みなのに身体を動かせないので、できることが限られてくる。
こたつの中でノンアルコールビールを飲みながらパソコンに向かうことしかできない。
仕事もしない、酒も飲まない生活とはこんなにも暇なものか。
仕方がないから、ミッシェルガンエレファントのライブ映像を観ながらこれを書いている。
結局仕事は今月一杯お休みを戴いた。
職場の人もかなり心配しているとのこと。
私が戻ってくるのを待ってくれているそうだ。
泣けてくるぜ。
安静にしていなければならないのはわかっているのだが、もしかしてストレスでも溜まっているのだろうか?
本を読もうとしてページを開くのはいいが、どうやら気分は読書ではないらしい。
禁酒には成功しているが、禁煙はできないようだ。
ていうか本数が増えたよ。
暇だから新作『もち吉の願い』の原稿を引っ張り出してきた。
ん~、書き進めるのもいいが、イマイチ納得行かないなぁ。
犬目線による犬の物語なのだが、これは天国と地獄の話でもある。
構想だけが頭の中でどんどん膨らみ、アイディアまで湧いてくる。
それをアウトプットしなければならないのだが、途中で止まっている。
あまり小難しいことを考えずに半年くらいかけて一気書きしてみようかな。
来年中にはどっちみち発表したいと思っている。
この作品は密かに期待値が高い。
どうせ暇人なんだから、書き進めないとな。
まぁ、『もち吉の願い』とは別に、暇だから書きたいことの山。
一日千五百文字じゃ足りないよ。
昔話から未来の話まで、書いても書いても書き足りない。
追々書いていくことにしよう。
普通は昔話からするのかも知れないが、私は未来の話からする。
先日、私の居場所は大空だと書いた。
それに気づいてから複雑な想いが交錯する。
何故なら私は本来人間大好きだからだ。
それなのに、自分の居場所とできるところが無くて愛想を尽かしたのだ。
愛する喜び、愛される喜びは十分に知っている。
でも私の場合は自分のことが大好き。
どこか自分を特別視しているので流星ではなく「月」で在りたいのかも。
皆既月食の時、ふと思ったことがある。
私も人々を魅了する月になれたらどんなにいいだろうかと。
そこで考えた。
私は大空に浮かぶ月で在りたいなどと思いながら、人間への意識を捨てきれないのではないだろうかと。
仮に私が大空を飛ぶ鳥だったとしたら、止まり木が必要なのかも知れない。
蓮さんいつでも帰っておいでと言ってくれるような最上級の温もりが欲しい。
なんだよ、結局寂しいんじゃん。
それとも諦めず、この足で、居場所というものを探して世界中歩けばいいのか?
いやいや、それはない。
私がしたいことは自己表現である。
その手段が文章というだけで、文章で稼げるようになりたいわけではない。
だから作家になりたいのか?と訊かれると、首を傾げる。
出版社がどうの、原稿料がどうの、印税がどうの、プロかアマかみたいな話は私を益々大空へ追いやる。
誰が何と言おうと、私は歩くアート。
歌も歌えない、楽器もやらないロックンローラー。
ジャンルは何?って訊かれたら、橋岡蓮というジャンルだとでも答えておこう。
ちょっと前までは、稼げる物書きにでもなれたらいいのかな?なんて思っていた。
しかし、自己表現の追求こそが私の人生だとわかってしまった。
だからあらゆることから私は撤退する。
せっかく繋いだご縁かも知れないが、ここから先は本物しか残らない。
最近やっていることは、群がる輩のぶった斬り。
本気で私を愛する者だけと、でっかい空を飛ぶ。
それが私の未来の話。
そしてこれは毎朝五時のショータイム。
大笑いで手を叩いて読んでくれる人だけの特別空間。
踊るのは私一人で十分。
ここは蓮’sステージ。
せめて地上にいる間は踊らせてくれ。