橋岡蓮 ’s diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

自覚のないモラルハラスメント

プチ旅行を終えて帰ってきたところだ。

先ずは月一で通っている精神科へ足を運んだ。

夜、嫌な出来事があったりすると気持ちが昂って眠れなくなってしまうという旨を医師に伝えた。

どんな嫌なことがあるのかと訊かれたので、正直に答えた。

 

「さっさと動けとか、だらしがないとか、飯が不味いとか、私の話を無視するとか」

「あぁ、それはモラハラですね」

 

モラハラ?ヤバい、受けている私自身、そこまで考えていなかった。

ただ単に性格が悪く、私のことを見下しているだけだと思っていた。

医師は続けた。

 

「恐らく旦那さんは自覚がないでしょうから、解決は難しいですよね」

「ただ、眠れないのが辛くて。。。睡眠薬を増やすのではなく、何か昂った神経を鎮静させてくれるような頓服薬を出して欲しいのですが」

「解決にはなりませんが、睡眠薬はこれ以上増やさない方がいいので、液体の頓服薬を出しましょう」

 

ってか、モラハラか。。。

たまに芸能人でもモラハラが原因で離婚している夫婦がいるのは知っているが、やはり私は見下されているんだな、そう思った。

でもそれって弱い者虐めと一緒じゃないか。

ちょっと詳しく調べてみる必要がありそうだな。

そんなことを考えながら病院を後にして、駅前の寿司屋に入ってワンコインランチを食べた。

五百円にしては豪華で、プチ贅沢をした気分になることができた。

そうこうしている内に、ドコモショップの予約時間が来たので寿司屋で会計を済ませ、足早に駅の高架下にあるそこへ向かった。

用事を足した私は、真っ直ぐ帰るのも勿体ないような気もしたし、煙草も吸いたかったのでドトールに寄った。

ロイヤルミルクティのアイスを頼み、思う存分煙草を吸い、友達とメールの遣り取りをして、ちょっと早かったがバスに乗って帰ってきた。

自宅に帰ってきたら、コートを脱いだ途端、別の友達からメールが届いた。

そう云えば、寿司屋でその友達に「モラハラ」と言われたとメールしたのを想い出した。

友達はモラハラについて詳しく調べてくれて、詳細を送ってくれたのだ。

そこには案の定のことが書かれてあった。

 

恐らく本人にモラハラの自覚はないだろうと云うこと。

そもそも、相手を見下しているので、何を言われても聞き入れないだろうと云うこと。

三者に指摘してもらい、自覚を持たせることができればいいのだが、それも難しい。

自宅という密室で行われている場合、どんどん我慢することが慣れっこになってしまうケースも少なくないとのこと。

そして相手はエスカレートする場合もあるとのこと。

どうしても耐えられない場合、離婚調停に持ち込むしかない、等々そのようなことが書かれてあった。

確かに私は何をするでもトロイし、相手にしたらそれはイライラの対象になるのだろう。

無視は単に自分には関係ないことだとか、興味がないとか、深い意味はないはずだ。

だから無視することは、つまらない話を持ち掛けた私の方が悪いという理屈が成立するだろう。

 

これだという解決策はなかった。

貴方はモラハラです、と私の口から伝えたところで倍返しで返ってくるだけだ。

まぁ、もう少し有名になって稼げるようになったら、私は出て行く権利がある。

希望があるとすれば、自立というキーワードしか思い浮かばない。

それまでは耐えるしかないのだろうか。

どんなに相手に見下されても、自分の誇りは捨ててはならない。

いつか立場がコロッと変わってしまう日が来るかも知れないから。

この手の話を書くと、貴女の方が悪いみたいな意見が飛び交う。

仲良くしなさいとか、初心に返りなさいとか、大事にしなさい等々、ご意見を戴く。

ただ、私にとって大事なのは事実を書き留めておくこと。

やれやれ、プチ旅行はこうして幕を閉じたが、「モラハラ」というキーワードを医師から戴いたことで、一歩前に進めた気がした。

医師が認めたと云うことだからだ。

 

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破壊から再生へ

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  • 作者:橋岡 蓮
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)