nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

私なら謝るけどね…

山登り、最高だった。

だけど、疲れた~!!

紅葉は全然進んでいなかった。

母さんによると、今は北海道が絶景だそうだ。

そりゃ、関東平野ではまだ見られないに決まっている。

しかし、久し振りの自然は、私を歓迎してくれた。

風もなく、快晴で、まさに登山びよりだった。

先週は天気が良かったせいか、足元がぬかるんでいるところも無く、前回のような転倒も無かった。

お陰で身体のどこも痛くないという状態。

ただ、ぐったりとした疲労感があるだけだ。

さぞかしビールと風呂が格別だろうな。

 

 

そうそう、帰宅してシャワーも浴びずこれを書いている。

今ちょうど、スーパーへ行ってきたばかりだからだ。

山から帰ってきて、化粧をし直すのが面倒だったので、着替えて行ってきたのである。

店長は、何となく不機嫌そうに見えた。

 

「で?結局答えは?」

「あの…色々考えてはみたのですが、やっぱり…」

「ダメってことね?うん、わかりました」

 

それで終わってしまった。

まぁ、ウチは近所なので、「また買い物に来てね」とは言っていた。

ものの一分で話は終了した。

財布を持って行かなかったので、そのままスーパーを出た。

歩いて二分のところにあるスーパーなので、私が家を出て五分後には帰宅したということだ。

家で待っていた旦那がこう言った。

 

「ずいぶん早くね?はいそうですか、で帰されたの?」

「そうだよ」

「もう新しい人、決まったんじゃない?」

「かも知れないね」

 

私は別れ際、店長にこう言った。

 

「短い間でしたがお世話になりました」

「うん、どうもね」

 

私が店長だったら、一言謝るけどな。

だって店長だろ。

店で起こった揉め事の責任を取るのが店長だろう。

不本意な形で半ば辞めさせられたわけだから、本来なら旦那が殴り込みに行ってもいいくらいだ。

私ばかり辞めることに対してペコペコ頭を下げているのに対して、店長は強気だった。

何となく気分が悪いまま終わった。

まぁ、お互いに気持ちの良い辞め方というものはなかなか難しいのかも知れないが、せめて笑顔だろうに。

だが、店長の態度を見て、私はこう思った。

やはり長く続ける職場ではなかったと。

そして多くの方から戴いたアドバイスを元に、辞める決断をして良かったと。

 

 

雇われるということに、私は限界を感じてしまった。

黒いものを白と言わなければならない。

そんなことに耐えられるわけがない。

いや、独立するということはもっと忍耐の世界かも知れない。

それでも真っ当にやっていれば、必ず誰かが見ているだろう。

そして応援者が現れるだろう。

これからは意地悪なオバサン達の中で委縮しているのではなく、自分を磨いてクリエイティブに生きて行きたい。

そう思った。

そう考えると、意地悪オバサンは私にターニングポイントを与えてくれたわけだ。

私ってヤツは堅実なので、バイトで稼いだ金にはほとんど手を付けていない。

とりあえず来春四月の新作発売までは、金のことを考えずにひたすら仕事に集中しよう。

大丈夫、金は後から必ず着いてくる。

どっちにしても、自分が下した決断に責任を持とう。

まずは目の手術を乗り越えて、クリスマスイブ発売の本を完成させて、来春を待つ。

その頃にはスーパーのパン屋で働いていたことなんて、すっかり忘れて何段も高くまで階段を登っていることだろう。

見ている景色が百八十度変わっていることだろう。

とはいうものの、たかが半日低山トラベルをしただけでこんなに疲れるだなんて、あんまり無理も効かないのかな。

歳なのか?

いやいや、私が体力なさ過ぎるのか?

 

 

とりあえず、日本がどうなったら困るかをよく考えて選挙へ行こう。

私ごときの一票はどうということもないのだが、たかが一票されど一票なんだな。

どうなったら困るかを優先に考えるが、どうなって欲しいは考えない。

それは自分にも言えることかも知れない。

 

 

因みに今日は首里城焼失して丸二年である。

魂が沖縄にある私から付け加えておく。