nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

近すぎず遠すぎず

陽射しが強すぎず、気持ちのいい秋晴れだった。

川口駅前の木々は、赤みを帯びていた。

午前中は少々寒かったが、午後になるとポカポカ陽気だった。

私達は、駅前のカフェで待ち合わせをし、コーヒーを片手に煙草を吸いながら、積もる話を始めた。

風が気持ちが良くて、このままずっとここにいれそうだったが、食堂に移動した。

川口駅から徒歩五分ほどの食堂だ。

何せ、煙草が吸える食堂なのだ。

私も先方の方もヘビースモーカーなので、そこしかないのである。

ただし、その店は何を食べても美味く、酒も美味い。

そう、昼間っかたら酒を飲んでいた。

お互い大して飲めないし、大して食べられないのだが、大そうなご馳走を食べたような気がした。

それはお互いに本音で話し、充実した時間を過ごせたからに他ならない。

ただ、この方とお会いするのは随分とご無沙汰である。

それでも空白を感じさせなかった。

 

 

私が感じたことは幾つかある。

一つは大事なご縁の場合、どんなに忙しくとも半年に一回くらいは顔を見るなりしないとな、ということである。

人間関係って云うのは、距離が空き過ぎても近すぎても良くない。

大抵、連絡するのは私の方からかも知れない。

そんなことはどうでもいいのである。

今回は、主に私の仕事の話を聴いて頂いた。

今、どんな仕事をしていて、どんな学びをしていて、どんな戦略を立てているのか。

目標は何なのか。

目指すところはどこか。

 

 

カキフライとベーコンエッグをつまみながら、ビールと男梅サワーを飲んだ。

男梅サワーが激ウマで、ずっと飲んでいたかったが二時で閉店だった。

結局、何となく重たい川口駅前の空を見ながら茶店へ移った。

私は茶店へ移動しても尚、ビールを飲んでいた。

そこで私の新作について話し合って、閃いたことがある。

表紙やラストの綴り方などだ。

物凄く大事なことを教えて頂いた。

非常にスッキリした気持ちで帰路に就いた。

 

 

これは一生のお付き合いになる、私はそう感じた。

何か月も連絡を取らず、一言も口を利いていなくとも、さっきまで一緒だったように話ができる人はそういない。

あぁ、この人はとても大切な人なんだ、と今更ながら改めて思った。

大人同士なので、何故しばらくの間連絡を取らなかったのかについては触れなかった。

勿論、お互い多忙だったのはある。

だけど本当はそれだけではない。

お互いがお互いのことを想いすぎて、距離を置いていたのだ。

しかし、前にも述べたが距離は空き過ぎても良くない。

つまり、無理矢理でもたまには会った方がいいと思った。

要は、大事にしなきゃなというように思ったのである。

 

 

ただ、お互いに相手がいるのでもしかしたら結ばれることはないかも知れない。

しかし、ぶっちゃけ信用はできるよなと思った。

 

 

帰ったら旦那はまだ帰ってきていなかった。

しかし、一分後に帰ってきた。

危ない、ギリギリセーフ。

急いで夜ご飯を作って晩酌をした。

私はテンションが高かったので、やたら喋った。

言うまでもなく楽しかったからだ。

中には私の生き方や考え方を皮肉交じりに否定する人もいる。

でも、今回お会いした人は全面的に応援してくれた。

最近の疲労が吹っ飛んだのがわかった。

私って実は交友関係が狭いのだが、こうしてたまにしか会わないが心開ける人がいることに安堵を覚えた。

これからは色んな人に会おう。

そう思った。

もしかしたら自分で考えている以上に、私の生き方や考え方に賛同してくれる人がいるかも知れない。

馬鹿じゃないの?と思われることもあるのだが、基本的にポジティブなのである。

そして、ご縁を大切にするということだ。

何より仕事のパートナーとなった人のことは大切にしたい。

そんなことを考えながら、絵描きの方に連絡をしてみた。

新作の表紙にしたいのである。

勿論、真剣に取り組んでくれることだろう。

一歩、前進した。

肝心の中身に関しても、構想ができた。

二歩も三歩も前進した気分だ。

今日は話が取っ散らかってしまったが。

 

11月20日(土)20時~インスタグラムLIVE

 

『マンツーマンディフェンス TOUR2021 #011』

おセンチさん×橋岡蓮

@osenti_keizo_lovinson

@ren8697q

 

 

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