nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

カンフル剤

寝ても寝ても眠たくて怠い。

やれやれ、調子を崩してしまったようだ。

張り詰めていたものが、プチンと切れてしまったのかも知れない。

仕方がないから缶ビールを開けてグラスに注いだ。

半分以上飲み終えたところで、やっとパソコンに向かう気分になれた。

どうやら相当ストレスが溜まっているようだ。

気分の悪いことがそこそこ続いたりしたからなぁ。

こういう時は音楽でも聴きながらこれを書こうと思っている。

ジミヘンから始まって、ミッシェルガンエレファントに移る。

いやいや、ずっと執筆していたから部屋で音楽を鳴らすのはかなり久々だ。

体調が悪い時は、音楽を聴きながら酒を飲むに限る。

しかもロックだ。

先日母さんに会った時は、穏やかなクラシックを聴くようにと言われたが、私は激しいアップテンポな曲の方が性に合っている。

なぜなら穏やかになりたくて音楽を聴くのではなく、マグマを爆発させたくて聴くからだ。

久々のチバユウスケの声はやっぱりいい。

これを書き終えるまで、流し続けよう。

 

 

それにしても、ゲラチェックが終わらない。

猶予は、もう一日くらいしかないので、音楽を聴いている場合でもない。

しかし、頭を抱えて布団に包まっているよりマシだ。

本来の自分を取り戻すには、酒とロックしかない。

疲れが誤魔化され、ちょっと若返った気分になるのは私だけだろうか?

本来アパートだから爆音は出せない。

ソニーの最強ヘッドフォンがあったのだが、離婚した時に忘れて来てしまった。

イヤホンも行方不明。

爆音で音楽を聴き始めたらエンドレスになってしまう。

私は、とにかくゲラチェックをしなければならないのだ。

もう時間は遅いが、少しでも進めておかないと、明日が辛い。

とはいうものの、一度流してしまった音楽は、消さないでくれと私に言っているようだ。

グラスの中のビールはとっくになくなっている。

飲んでリラックスしろよ、っていう一人の自分と、シラフでゲラチェックしろよ、というもう一人の自分がいる。

今必要なことは、リラックスかも知れないと言い訳を作り、私は冷蔵庫へ向かう。

酒を飲みながらでも仕事はできるともう一つ言い訳を付け加えながら。

 

 

音楽を聴いていると、なんだか一人じゃないみたい。

ボーカルに話しかけられている気分。

そして、もっと飲めと煽られているような錯覚に陥る。

シーンとした部屋では自制も効くのだが、ボーカル様に誘われたら飲まないわけにはいかない。

改めて思う、凄い影響力。

そして、私って単純だなと。

それにしても、飲みながら音楽を聴いているだけで、確実に体調回復していくのは気のせいだろうか?

私の身体ってどうなっているんだ?

やはり私を襲っていたのはストレスだ!

さっきまであんなに頭がガンガンしていたのに、満たされたようだ。

大して頭も良くないのに、静かな部屋で頭を抱えながら難しいことを考えているからだ。

やはり、今、メンタルに来ていると思った瞬間缶ビールを開けて正解だった。

そして、久々のロックと共に酔う。

そうこうしていたら、ポツポツと仕事のメールが来たりして、なんとなくシャキッとしてきた。

日中グダグダ寝ているのは私だけだ。

激しい自己嫌悪に襲われる前に、もうちょっとワイン飲んで復活しよう。

まぁ、一つ気づいたことと言えば、音楽を聴きながら文章を書くのは難しいということだ。

なんちゅうつまらん文章、しかし、今の私にはこの程度のものしか書けない。

まぁ、たまにはこういうのもいいだろう。

 

 

ここで、音楽を消した。

音楽の世界にトリップできたお陰で、上手い具合に現実に戻る。

そしてまたゲラチェックを始めよう。

飲んだが酔わず、適度に精神を解放し、復活を遂げた私。

やはりリズムに乗ることは極めて重要だ。

布団に包まっている私になんて誰も会いたくないのさ。

かといって、クラシックっていう気分でもないのさ。

ロックとは、カンフル剤みたいなものである。