仕事に蹴りが付いたので、寝ていた。
一時間くらい寝て、母さんに電話して、また寝た。
だから少々ボーっとしている。
何の話をしていたのかというと、旅行のこと。
母さんは箱根へ行きたいとのこと。
箱根?
なんだか行ったことがありそうな気もするが、母さんはないとのこと。
じゃあ行くか、というノリで箱根に決まったのだが、日程が決まらない。
来月は、私もそこそこ予定が埋まってきた。
再来月はゴールデンウイーク。
明けにでも温泉入りに行ってこようか、という話。
温泉なら部屋で飲んで、そのまま寝られるので、たらふく飲めるなと思った。
私自身はあまり温泉自体には興味がないのだが、箱根ならもしかしたら美味しいものが食べられるかも知れない。
富士山が見られたら最高だなと思っている。
探せばわんさか出てくる温泉宿。
私としては、美味い刺身が食べられれば、居酒屋でもいいのだが。
まぁ、宿に泊ればゆっくりできるからな。
色々調べて計画を立ててみよう。
というのも、北千住からバス一本で行けるとか。
それなら私でも行けそうだ。
温泉には無頓着だが、富士山は見たい。
とはいえ、焦って行く問題でもないような気がする。
ただ、母さん曰く、自分はもう若くはないとのことだが。
そもそも私はあまり娯楽に興味がない。
だから旅行にも、そこまで興味を示さないわけだ。
だからと言って全面的に否定するつもりもない。
美味しいものが食べられる温泉旅はなかなか味わえるものではない。
ただ、それを目標に生きているわけではないということだ。
例えば、チバユウスケに会いたくてライブへ行くわけでもない。
今の時代はYouTubeがあるから家で見た方がいいし、というタイプ。
なぜなら、ファンの中に入りたくないのだ。
その他大勢になってしまうのが嫌。
私だけのものであって欲しいと思うがゆえ、一対一で会えるなら別だけどライブには行かない。
まぁ、それと温泉に興味がないのはまた別問題のような気もするが。
ここまで極端にあらゆることへの興味関心を失ったのも、書くことに目覚めてからのこと。
自分で書くということを覚えてから、あまり本も読まなくなった。
イマイチ人が書いたものっていうのは、頭に入って来ない。
特に小説は、私の場合はなぜか参考にならないというか。
娯楽として読書を楽しめばいいのに、あんなに大好きだった読書があまり好きじゃなくなっている事実。
確かに勉強になるし、英気を養うには最適なんだけどね。
好きな作家は沢山いるけど、その人の本ばかり読んで開拓していないような気がする。
これだから無知無学なんだよな、とは思う。
とはいえ、興味関心があることもあるわけで。
世間一般的に言えば、私はまだ若い部類に入るらしい。
負けるな、私。
頑張れ、私。
失ったものは眩しく見えて、キラキラ輝くのは仕方のないこと。
手にしたものの炎を絶やさないようにするのは並大抵ではないこと。
そのプロセスがしんどいから、ふと、元に戻りたくなったりするもの。
良いところばかり思い出して、悪いところを塗りつぶし美化している自分。
人生に於いて、戻るということはしたくない。
常に前だけ見ていないと私らしくない。
私の辞書には後悔などという文字はない。
そう言い聞かせて、突き進む。
私にとっての希望とは、一種の自分の中にある可能性かも知れない。
それを信じることができるうちは、まだ行ける。