nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

満場一致で!

面接受かった!!!!!

東京都内のリハビリセンターでの仕事なのだが、余裕で面接をクリアした。

応募人数は一名。

経験よりも人柄重視ということで、楽勝だった。

接客の経験はあることと、お年寄りに慣れていること。

最も評価されたのはドコモショップでの経験だ。

携帯電話の操作がわからないお年寄りが多く訪れる場所でもあるからだ。

いや~、気分が最高だ!

パン屋を辞めてから半年間何をしていたのか訊かれたので、小説を書いていたと正直に答えた。

 

「あら、小説を書いてらしたのですね。次の作品のご予定は?」

 

未定です、そう答えた。

年内はとりあえず、小説も書くが、働かなくては。

ロックンローラー』の販売もしながら、徐々に新作も書いていく。

その傍ら、生活費を稼ぐ。

そうするしかないと判断したのだ。

誰にも文句は言わせない。

新しい職場のメンバーは五、六人だそうだ。

半分が男性スタッフ、残りが女性スタッフだ。

私の印象はすこぶる良かったようで、満場一致で決まったそうだ。

仕事内容は、とてもシンプル。

リハビリセンターの中には、約八名の利用者さんがいるとのこと。

利用者さんの送迎や、入浴補助もあるが、基本的には一緒に体操したり、オセロをしたり、麻雀したりするらしい。

楽しそうじゃない?

勿論、話し相手になるのも立派な仕事だとか。

 

「あっという間に一日が過ぎそうですね」

 

私がそう言ったら責任者の女性は、そうですねと答えてくれた。

女だらけの職場かと思っていたが、男性スタッフの方が多いと聞くと一安心した。

私にはそれくらいの方が働きやすいだろう。

リハビリセンターまで電車で五分、バスで十五分の距離だが、駅にはちゃんと喫煙所が設置されていた。

しかも、イオンや洋服店、ドラッグストアなど何でも揃っていてとてもいい街だった。

居酒屋はあまりなかったが、寄り道してしまうのでないくらいがちょうどいい。

昼食は、利用者さんと同じメニューで、従業員割引で食べられるそうだ。

毎日メニューが違って、栄養管理もできるとのこと。

通常は五百円のところ、二百五十円で食べられる。

一人暮らしの私にとっては実にありがたい。

責任者の女性も、旦那さんが単身赴任、子供は独立しているので一人暮らしだそうだ。

何しろ、喫煙者とのこと。

こりゃ、気が合う!

男性スタッフも喫煙者が多いそうだ。

リハビリセンターの中は、とても穏やかに時間が流れているような印象を受けた。

 

 

この際、資格でも取れば、ここでの経験を他で生かすことも可能だよなと思った。

そうすれば、仕事に困ることがないかも知れない。

友人からは、仮に賞を取っても、仕事は辞めない方がいいと言われている。

仰る通りだ。

平日はとにかく働いて、帰ってきてから執筆する生活を送ろう。

幸い、このリハビリセンターは日曜、祝日が休みである。

土曜日は利用者さんが少ないが、金曜日は混み合うらしい。

 

 

それにしても、応募一名の職場をバッチリ決めてくるところが私らしいでしょう?

経験ではなく人柄重視で落とされたら、私は相当凹んでいたはず。

受かって、胸をなでおろしているところだ。

コミュニケーション能力を高く評価してくれて、目を見てハキハキと話す私はとても気に入られたということだ。

最初はユニフォームが無いので、自前のポロシャツを着て行かなければならない。

月曜日から仕事だし、土日はブックカフェのイベントだし、金曜日中に買い物へ行って来なくちゃ。

基本的に服装は自由で、通勤着もそのままでいいとのことなので、スニーカーにジャージにポロシャツで行こうと思っている。

いよいよ、私の夏が稼働する。

バッグがないからリュックでいいや。

最初はわからないことだらけで大変かも知れないが、とにかく頑張ろう。

少しは痩せられればいいのだが。