nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

世の中は軋轢だらけ

いやいや暑かった。

気温は大したことないのだが、湿度が高かったのだろう。

近所のホームセンターへ寄った後、郵便局へ行き、一度自宅に戻って、駅まで歩き、電車に乗って隣町まで行き、また歩いて、用足しをして帰宅した。

ただそれだけなんだけど、めちゃくちゃ疲れた。

サンダルが全て壊れてしまったので、帰りに駅中デパートで安売りになっていた黒いサンダルを一足買った。

黒なら何にでも合わせられると思ったのだ。

いつもならどこかへ寄り道してビールを引っかけて帰るのだが、直帰した。

スーパーで買ったスポーツドリンクをがぶ飲みして、煙草を吸って、エアコンの風に当たっていたら少し落ち着いた。

スーパーでは、めかぶや納豆など、健康食品ばかりを買いこんできた。

頭痛が治まらないので薬ケースを漁っていたら「ロキソプロフェン」を発見した。

ちょうど胃薬もあったので、一緒に服用。

これで効き目がなければ医者行きだな。

そもそもこの頭痛、風邪でもなさそうだし熱中症でもなさそうだ。

一体なんなんだか。

 

 

まだモヤモヤが消えない。

頭痛はそのせいだろうか。

いや、そんなことはない。

結婚していた時、ストレスで頭痛が治まらなくて医者へ行ったらCTスキャンから何から何まで精密検査をされて異常なしだった。

たかが頭痛で万札が飛んだ。

その経験があるから、頭痛如きで医者に行くのはヤダ。

大抵はストレスなんだろうけど、更年期障害はまだ早いよな。

仕事が決まればまた気分も晴れて、スパッと治りそうな気もするが。

おやおや、先ほど飲んだ「ロキソプロフェン」が効いてきたようだ。

しかし、気持ちのモヤモヤは消えない。

何かって、昨日書いたようなことを未だに引き摺っているのだ。

成功か失敗かについては、私が判断するものであり、他人が判断する問題ではない。

一言で言うならば、ムカつく。

同時にメソメソ、泣きたくなる始末。

あまり人間関係に悩むタイプではないし、嫌なことは直ぐに忘れるタイプ。

それでも、否定ばかりされていると気持ちが疲れてくる。

そんな私は珍しく音楽をARBからドアーズに変えた。

サイケデリックサウンドは書くことに集中できるし、悲しみに打ちひしがれた心を癒してくれる。

酒があれば最高なのだが、書き終えてからバジルチキンをつまみに赤ワインを飲もうと決めている。

ジムモリソンの歌声とキーボードがたまらん。

今、ちょうど『ラブミートゥタイム』が流れている。

「俺はいなくなるから、二度愛してくれよ!」っていう曲なんだけど、まさに今の私にピッタリだ。

二度愛してくれないなら、いっそのこといなくなってやる。

 

 

あれれ?また頭痛が始まった。

「ロキソプロフェン」でも効かなかったか。

仕方がないからめちゃくちゃ美しい曲を流している。

『サマーズオールモストゴーン』

これもドアーズの曲。

久々のドアーズ、沁みるなぁ。

だけど暗い部屋で一人ドアーズを聴いていると、危険な方向へ魂が持って行かれる。

スーパーポジティブ人間な私でも、暗い一面を持ち合せている。

何かと言うと、ふとした瞬間、いや、軋轢が生じた時に何もかもが面倒臭くなって遠くへ逃げたくなってしまうということだ。

長生き願望のなさもそういったことかも知れない。

嘘くさく、胡散臭いのは断捨離。

しかし、一人になった時、何か達成感を得てしまったらその時点でピリオドを打つのも悪くないよなと考えてしまう。

何一つ成し遂げることができなかったら、南国でも行って、限界まで太るのもアリ。

化粧もせず、真っ黒に日焼けして、ムームーを着る。

こんなことを書いていると、まるでジムモリソンみたいだなと思ってしまうのさ。

世の中は軋轢だらけ。

お互いに好きだから一緒にいるはずでも、それが噛み合うとは限らない。

ヤバ、暗い部屋に一人でドアーズは落ちるわぁ。

『ジエンド』は、更にヤバいかも。