nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

これって介護職じゃん!

気分爽快!

久々の労働の心地良さ、半端ない!!

適度の疲労と汗にまみれて帰宅したのが十八時半。

とりあえず、煙草を吸ってきたところである。

着替えて、シャワーを後回しにしてこれを書いている。

記憶が新しいうちに、書いてしまいたいからだ。

朝ご飯は食べられずコーヒーのみで出勤。

それが良かったのか、なんだか一日体力仕事をしたお陰で身体がスッキリしたような気がした。

一番心配していたのは、迷子になって遅刻してしまうことだった。

しかし、バスへの乗り継ぎも上手く行き、道に迷うことなく病院に着いた。

初めはガチガチに緊張していたのだが、覚えることが山積みで、緊張している場合でもないことに気づいた。

一日立ち仕事は、慣れていると言えば慣れている。

ただし、久々なので、流石に疲れて駅のホームではベンチに座って帰りの電車を待っていた。

 

 

そもそもなぜ、私がこの仕事を選んだのか謎な方が多いかも知れない。

私も実は謎である。

そもそも、求人広告で浅草駅徒歩五分の高齢者マンションの見守りという仕事に応募したのだ。

そしたら、見事に落ちたのだが、こっちの仕事はどうですか?という感じで紹介されたのが今の職場。

 

「お年寄りと体操をする仕事」

 

そう謳っていたが、入ってみたら介護やん!!!

車いすの利用者さんのトイレ補助やおむつ交換や入浴。

手足の動かない方へ、食事を食べさせたり。

ところが、この私、何の抵抗もなかった。

あれ?もしかして、私ってお年寄の方々への対応できるかも!!

なんだか利用者さんが可愛くて可愛くて。

しかも、皆さんとても穏やかな方ばかりだった。

もしや、これこそ「あたり」というのではないだろうか?

心を込めて身体を洗ってあげたいとか、そんな感情が芽生えたことに自分でもびっくりした。

 

 

後半はレクレーションということで、体操のあと、皆さんでトランプゲームをした。

私は初日なので見ているだけだったが、調子に乗って「やったね!」とか「強い!!」とか「残念」とか、皆さんに声を掛けて一緒になって笑いながら楽しんでしまった。

ご自分で食事を摂れないお婆ちゃんがトランプゲームでは圧勝したのだ。

実は私が食事を食べさせた方だったので私まで嬉しかった。

そんなこんなで、初日にもかかわらずすっかり馴染んでしまった。

あとは一つ一つ細かいことを覚えて行こうとやる気満々である。

皆さんお一人ずつ病名も薬も好みも違うので、それらを全て覚えなければならない。

そして一番は、信頼関係を築くことである。

こちらが何より優しい気持ちと愛情を持って接することだそうだ。

それなら私にもきっとできるはずだ。

何せ、利用者さん達が皆さんとても穏やかで優しい人達だから、この私の溢れんばかりの愛情をめちゃめちゃ注ぎたい。

何ならば、仲良くなりたいものである。

 

 

今までは私には介護職はできないと食わず嫌いをしていた。

ところがたった一日だが、触れてみると案外一つの生き甲斐になるような気がした。

社会貢献度も半端ではない。

ここまでずっと何件も仕事が落ちて良かったのかも知れない。

ギリギリのラインまで引っ張ったからこそ、ストライクを決められたのだろう。

勿論、これから山ほど困難に立ち向かうことになるだろうが、漠然とだがこりゃ乗り越えられるぞという予感がする。

こうして書いているうちに、疲れも取れてきた。

恐らく酒を飲んでいないからだろう。

仕事を覚え、健康になったら、できることの幅も視野も広がって行くだろう。

なんとなくだが、親にはこの仕事をしていることを言いたくない。

チャチャ入れられるのが嫌なのだ。

とはいえ、私は基本的には誰の指図も受けない。

自分で考えて、自分の勘に従って、自分で決めて、自分で結果を出す。

さてさて、どんなドラマが待っているのか!

乞うご期待!!!