nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

本気で楽しむコツとは

パソコンに向かう時間がやってきた。

先ほどまで二日酔いでグダグダしていた。

胃の中に何か入れたくて冷蔵庫を開けたら蕎麦しかなかった。

だから朝晩と蕎麦を食べた。

向い酒でビールも飲んでみたが、イマイチパッとしない。

煙草も切らしたし買い物へ行かなければならないが、まずはこれを書くことにした。

 

 

私は毎晩これを書くことを楽しんでいる。

勿論、仕事による疲労で書くことがしんどい時もある。

たまにこんなことを訊かれる。

 

「どうやったら蓮さんみたいに文章を書くことを楽しめるんですか?」

 

答えは簡単、ルーティンにしてしまい、好き勝手書けばいい。

ところがそれはとてつもなく難しいことらしい。

まず、なかなか日々のルーティンにできないそうだ。

一般的には、友達や家族との時間もあり、仕事で残業することもある。

そうすると、夜、一定の時間パソコンに向かうことは難しいかも知れない。

幸い、私は独り身であり、残業もない。

だから、帰宅後、一時間から二時間くらいはパソコンに向かうことができる。

次に、好き勝手書くということ。

これまた誰にでもできることではないそうだ。

簡単に言えば、読んでくれている人のことを信じていればできる。

こう思われたらどうしよう…みたいな気持ちがあると、なかなか勇気が出ないかも知れない。

度胸、自信、信頼、愛、あとは打たれ強さかも知れない。

決して肯定的なご意見ばかり戴くわけではない。

中には否定的なコメントだってある。

しかし、それはそれでジョークで交わせるくらいになると、書くことが楽しめると思う。

 

 

はっきり言って、三十代くらいだと何を書いても生意気とされた。

しかし、四十代に突入し、結婚や離婚を経験し、酸いも甘いも嚙み分けることができるようになると一種の説得力が出てくるのだろう。

離婚してからの発言に対して、批判は一気に減った。

つまり、若いうちは好き勝手発言し書くことを楽しむのはハードルが高いかも知れない。

これは、長年自己主張してきた私が身を持って感じることでもある。

 

 

スポーツに例えることが私は好きだ。

私などは、仕事して文章を書くだけの女。

趣味もなければ、身体のために美味しいものを食べることすら控えている。

何が楽しくて生きているのかわからないと言われても不思議ではない。

サッカーの三浦知良選手を見よ!

未だに基本的な体幹レーニングをし、食事制限をし、規則正しい生活のために遊ばない。

イチロー選手だって、ガキの頃から一番大切にしてきたことは素振りだ。

私がこうして毎日投稿を書くのは、素振りのようなもの。

徹底すれば徹底するほど、スポーツのように楽しむことができる。

毎日一時間でいいからパソコンに向かって文章を書いていると、何百冊の本を読むより上達する。

人々にそれを見てもらうとなると、尚のことである。

私はSNSを利用して、一人でも多くの方に見てもらうことで、己の姿を映し出している。

スポーツでも音楽でも文章でも、共通していることは基礎を大事にすること。

毎日やっていればコツが掴める。

ハウツー本なんて読む必要はないのである。

以前、『小説教室』という本を読んだことがある。

そこに書かれていたのは、新人賞を取れということだった。

私なら、どうやったら新人賞を狙えるようになるのかを書く。

つまり、毎日人前に出す文章を書き続けろとね。

地味な下積みが、快感に繋がる。

ステージの上でギターソロを鳴らすミュージシャンだって、家でコツコツ基礎練習をしていることだろう。

結局、何を目指すかが肝心。

私はもっともっと上を目指しているし、時代に負けたくないから地味な基礎練習を重んじるってだけの話。

だからこそ、書くことを楽しめるようになったんだと伝えたい。

ルーティンにできなかったら、楽しむ域には達しなかったし、上を目指すこともなかったよな。