nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

負け犬の恋愛

なんだか頭の中が混乱していて上手く書けそうにない。

先ほどから何時間も書いては消してを繰り返している。

こういう時は書かないのがベスト。

いや、それでも書くのが私。

下手でもいいから体当たりの文章を綴る。

 

 

人に期待するなとはよく言われる話。

だけど私だって誰かにすがりたい時はある。

今の私を救ってくれるのはこの人しかいないとね。

じゃあ、その人に期待しているのかと訊かれればそうでもない。

いや、期待するなんて失礼なような気がしてしまう。

ただ会いたいだけ。

顔を見て、何気ない話ができるだけで元気になれるはず。

そう思って連絡を取ってみたら、向こうも会いたいと思ってくれている様子。

ヤバ、テンション上がるわ。

相手が男だったら、一瞬で恋に落ちているだろうにね。

私は彼女に期待しているのだろうか?

人間って難しい生き物。

上手に距離を置きながら付き合って行くもの。

それができないと、友達付き合いはできないかも知れない。

私の場合は深く狭くと言いながら「一人」のスタンスを保っている。

基本的には一人でいる。

だけど、たまに会ったり一緒に酒を飲んだりしたい。

夫婦なんてものは、そもそも他人同士が一緒になるのだから上手く行かなくて当然だ。

私の結婚願望は上がったり下がったり。

ある程度年齢を重ねたら一緒にいられる人が欲しいと思うけれど、今は一人でいいような気もする。

上手く説明できないが、夫婦って貯金に似ているような気がする。

コツコツ愛を貯めて行くもの。

私のことに関しては、幸せになって欲しいという人もいれば結婚が似合わないという人もいる。

ストイックな女なので、きっと誰も着いてこられないような気がしてならない。

友達とも話していたのだが、蓮ちゃんを包み込めるような人はそうそういないよと言っていた。

確かにそうなんだよなぁ。

 

 

これからどんな人に出会うかは未知。

もう出会っているかも知れないし、まだ出会っていないかも知れない。

しかし、相手に期待してはならない。

私のことを理解してくれるとか、歩み寄ってくれるとか、包み込んでくれるとか。

私が望むことはただ一つ。

私のことを貶さないこと。

たぶん、私のことを貶さない人は大勢いたはずだ。

それなのに上手く行かなかったのは、相手のことが見えなくなったから怖くなって私から去ったのだと思う。

めちゃくちゃ私のことが好きだと言ってくれた人もいた。

それでも相手の気持ちも徐々に変わって行くもの。

もっとでんと構える強さがあれば良かったのかも知れない。

でも私にはそれがなかった。

表情一つに傷つき、いつもなら投げ掛けられていた言葉のなさに傷ついた。

その結果、別れを選択してきたような気がする。

普段から傷つきやすい私としては、無駄なプライドもあって、恋愛となると尚更臆病になる。

それゆえ、自分からはあまり積極的になれず、傷つきそうになったらとにかく逃げる。

そんな私が恋愛について語って良いものだろうか?

 

 

恋愛に関しては負け犬かも知れない。

仕事面ではどんなことがあっても逃げず果敢に挑み続けるのに、どうして相手がいるとなるとヘタレなのか。

防衛本能だと思うのは私だけか?

つまり、好きになれる人を探している割には、好きになってしまうことから逃げている。

これは矛盾ではないことは、わかる人にはわかるかも知れない。

今は亡きミュージシャンの『プリンス』は誰にもプライベートを明かさなかったという説がある。

それはまさに防衛本能だろう。

かといって図太い人が幸せになっているとも思えない。

結局、自分の脆さを如何にコントロールするかに懸かっているような気がする。

この世に誰かは私の脆さを理解する人がいると信じて、私は今日も生きる。

そして、まだ見ぬ存在を追い求めるのさ。

最後の最後まで。