整骨院へは毎日通っている。
すると、こんなことを言われた。
「もしかしたら肋骨にヒビが入っているかも知れないですね。治りが遅すぎます。レントゲンでは映らなかったのかも知れません」
やっぱり?
息するだけで痛いんだもん。
私もそんな気がしたよ。
痛み止めをきっちり飲み、禁酒しているにもかかわらず、全然良くならないじゃないの。
だから、整骨院でそう言われ妙に納得した。
そこで私は担当医に率直な質問をぶつけてみた。
「だとしたら、どのくらいで治りますかね?」
すると、とんでもない答えが返ってきた。
「二ヶ月…ですかね。一月一杯くらい見ていてくれたら」
やはりそうなるか。
こりゃ覚悟を決めなければならない。
来年の二月まで何もできないなんてことは耐えられないので、しばらくは痛みと上手く付き合って行くしかなさそうだ。
直近の予定としては日曜日、東京流通センターで『文学フリマ東京』というイベントがあってそれに参加することになっている。
『ロックンローラー』と『破壊から再生へ』を販売するので、是非遊びにきて欲しい。
入場は無料。
十二時~十七時。
第一展示場。
今まで様々なイベントに出店したが、今回は最大級の規模なので私も楽しみにしている。
埼玉から東京流通センターまで、キャリーバッグを引き摺って行くのはシンドイが、試練じゃ。
多くの方が参加する大イベントなので、一緒に楽しめたら最高だ。
もしかしてもしかすると、東京タワーが見られるのかしら?
浜松町からモノレールに乗って行くそうだ。
それだけで田舎者の私としてはワクワクする。
文学フリマは私にとって未知の世界。
ミラクルなことが起こるかも知れない。
もしかしたら、素敵な出会いが待っているかも知れない。
先日も書いたが、もっと大らかな心を!と毎日思っている。
それなのに私の中にある極端さは、たまに良からぬことをしでかす。
突拍子もないことを言ったり、理解不能な行動に出たりする。
しかし、私は不思議と安心している。
それは何故かと云うと、概ね皆が私のことを理解してくれているように感じられるからだ。
もっともっと安心していいような気がしている。
安心するとどうなるかと云うと、大らかさを取り戻す。
小さなことはどうでも良くなる。
すると、満面の笑みが私に舞い戻ってくる。
それを見て、人々も安心する。
好循環が始まる。
私の場合、嫌だったことをケロっと忘れる。
ネチネチと根に持ったりしない。
だから、私に対して後ろめたいことがある人にとっては謝る絶好のタイミングが訪れることになる。
どんなに理不尽なことでも許してしまえそう。
これは私の最大の良さである。
振り回されている方はたまったものではないと思うかも知れないが、なんだかんだで私の本来の大らかさには救われるはず。
しかし、いつ何どき、怒り出すかわからない。
それについても人間臭くて良しとしている。
怒りすぎてゴメンね、とは言わない。
怒られる側には、それなりの理由があるからだ。
怒って当然と思う。
怒られて、ゴメンなさいが言えない人もたまにいる。
タイミングもある。
その人の具合が悪い時や忙しい時に、私が一方的に怒っている場合もある。
万が一私の機嫌が直ったとしても、たぶん元に戻ることはない。
タイミングがズレたからだ。
私からサヨウナラを言わないこともある。
心の中ではもう無いなと思っているにもかかわらず、それを相手に伝えないこと多々。
言わなきゃわからない人には言うが、私にその気がないことは、相手だって察するもの。
だから「敢えて」何も言わないという残酷さを秘めている。
しかし、相手から去って行ったとしても、私はいつまでも待っているパターンもある。
それは単純に好き嫌いの問題でしかない。
当然と云えば当然なのだが。