nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

これで良かったのだ!

いや~、土砂降りで、タクシーなかなか捕まらなくてやっと帰ってきた。

タクシー会社に電話しても、電話出ないし。

帰ってきて、コタツの電源入れっぱなしだったことを確認して、やれやれという想いでコタツに入ろうとした瞬間。

バッグをタンブラーに引っかけて、コーヒーをコタツ布団の上にこぼして拭いたところだ。

時計はとんでもない時刻だ。

なるべく集中してこれを書いて、早めに寝られますように。

 

 

文学フリマ、無事に終了した。

一緒に行ったスタッフと駆けつけてくれた方のお陰で、怪我している私も安心して終わらせることができた。

重たい荷物や、数十冊の在庫、机の移動など私一人では到底不可能だった。

本当に感謝でいっぱいだ。

まず、上野のハードロックカフェで朝食を軽く食べ、到着したのはギリギリ。

大急ぎでセッティングしたものの、なかなか本が売れなかった。

手に取って読んでくれる人が極めて少なかった。

恐らくポップが少なかったのと、看板みたいなものが必要だったと見た。

スタッフと一生懸命声掛けしたが、売れ行きはなかなか伸びず。

諦めていた頃SNS上にこんな投稿を発見した。

 

文学フリマに着いた!」

 

マジかよ!

何を隠そう、よく知っているフォロワーさんだったので、これは間違いなく私が見ているのをわかっていてアップしたものだと思い込んだ。

そして待つこと約一時間半、結果としては私の著書を二冊ご購入して頂いた。

サインも写真撮影も忘れてしまったが、心の底から嬉しかった。

数名、来てくれるはずの方が来られなかったということもあったが、文学フリマはフォロワーさんと一般のお客様に救われて無事に終了した。

多くの課題が残ったが、たった数名でも私の著書を買ってくださって本当に良かった。

私は、二つ隣のブースで展示してあった本を自腹で買った。

休職中に、じっくり読もうかと思っている。

 

 

終了後、大きな荷物は着払いで我が家に送った。

私の怪我の具合はやはりまだまだ痛かった。

重たい荷物を持ったりできなかったので、迷惑をかけた。

しかし、私ぐらいになるといるだけでいいのだ。

途中からそれに気づいてしまって、申し訳なさが吹っ飛んだ。

神様ありがとう!

私はこの場にいて、座って笑っていればそれでいいのだ。

だったら、私にもできる。

そう思ったら開き直ることができた。

メシ食べて帰ってきてこれを書いている。

あんまり売れなかったけど、遠足に行った気分。

浜松町では東京タワー見れたぞ~!!!

これだけで十分。

もっと神々しい東京タワーが見たかったけど、雨だったしね。

きっと見れないだろうと思って諦めていたからとても嬉しかった。

怪我したことによって人生観が変わりつつあるとは最近書いているが、世界観も恋愛観も変わってきた。

スケールの問題なんだよ。

ちまちました恋愛にも世界にも興味はないんだよ。

今まで誰かに好きだと言ったことがあるかも知れないが、出来ることなら撤回してもらいたい。

本は売れなかったが、今回の文学フリマで世界中の橋岡蓮ファンが待っていることを確信してしまった。

かといって私が英語も喋れないのに海外へ行くとかそういう話ではない。

居場所がなかったと云うことは、私はもしかしたらワンランク上なのかも知れないなんてね。

会場でちょっぴり浮いた存在だった私は密かにそんなことを考えていた。

ロックンローラー』が飛ぶように売れていたら、それはそれで問題だったとね。

だからこれで良かったのだ。

何もかもが、これで正しいのだ。

そんなことに書きながら気づいてしまった。

とはいえ、関東に住んでいるフォロワーさん、何やってたんだか。

それだけ考えたら、橋岡蓮さんも枯れたもんだよな。

いやいや、そうは思いたくない。

一瞬、私も終わったな~とは思ったけどね。